出版社内容情報
人生の大事なときにこそ読む―
心に届く言葉がきっとある。
各界著名人による至極の読書案内。
藤沢周平没後25年
人生の道しるべとなる
藤沢文学の精髄に触れる。
「平凡に生きる人々への優しい眼差し」(山田洋次)、「陶然と反芻していたい物語」(皆川博子)、「人を信じてみようという気持になる」(井上ひさし)――今も時代小説ファンを魅了し続ける藤沢周平。藤沢文学を愛する著名文化人・文筆家による作品解説、インタビュー、そして藤沢自身の文章があなたの心に響く、至極の読書案内にして生き方読本。
〈主な筆者〉
遠藤展子
秋山駿 あさのあつこ
井上ひさし 江夏豊
桶谷秀昭 後藤正治
児玉清 篠田三郎
杉田成道 関川夏央
竹下景子 立川談四楼
出久根達郎 常盤新平
中野孝次 新見正則
原田康子 藤田昌司
松平定知 丸元淑生
山田洋次 湯川豊
養老孟司 皆川博子
内容説明
今も時代小説ファンを魅了し続ける藤沢周平。藤沢文学を愛する著名文化人・文筆家による作品解説、インタビュー、そして藤沢自身の文章があなたの心に響く、至極の読書案内にして生き方読本。
目次
巻頭エッセイ 父・藤沢周平が描きたかったもの(遠藤展子)
特別収録 藤沢周平の魅力を語る1 「藤沢作品」は、現代日本人にとっての癒しの文学である(養老孟司)
藤沢周平自作を語る―「藤沢周平の原風景」(「『闇の穴』あとがき」より)(藤沢周平)
特別収録 藤沢周平の魅力を語る2 寅さんと藤沢周平さんの眼差し(山田洋次)
あらすじと解説で読む「生きるヒント」1 若者たちの挫折と自立を描く「成長物語」
あらすじと解説で読む「生きるヒント」2 悲哀と不条理の人生にもある一筋の「光」
あらすじと解説で読む「生きるヒント」3 残照を浴びて晩年の生きがいを探す
著者等紹介
遠藤崇寿[エンドウタダシ]
株式会社藤沢周平事務所代表取締役、鶴岡市立藤沢周平記念館監修者。1965年、埼玉県生まれ。妻の遠藤展子とともに出版・映像化・朗読など藤沢周平作品に関する仕事に携わる。『週刊藤沢周平の世界』(朝日新聞社)『わたしの藤沢周平』(文春文庫)「藤沢周平傑作選」(ニッポン放送)「没後20年生誕90年 藤沢周平展」などを監修。放送大学大学院修了修士、國學院大學大学院文学研究科博士後期課程単位修得満期退学
遠藤展子[エンドウノブコ]
エッセイスト、鶴岡市立藤沢周平記念館監修者。1963年、藤沢周平(本名・小菅留治)の長女として、東京に生まれる。西武百貨店書籍部に勤務ののち、遠藤崇寿と結婚。現在は藤沢周平に関する仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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