内容説明
戦争と慰安婦―侵略の歴史の中に、消してはならない女たちの叫びがある。“からゆき”からたどる日本人慰安婦の悲劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cronoq
7
戦国時代末期以降、海外に商品として輸出された日本の女性達の物語。硝石欲しさに領民を売り払う戦国大名。開国後、様々な事情でアジアの諸都市に渡っていった女性達。彼女等が魂を売って稼いだ金は、日本の経済に少なからず影響を与えている。歴史は、忘れられた名も無き弱いもの達の犠牲の上に成り立っている。戦時中の慰安婦に関する諸問題は、こういった文化的・社会的背景がある話として理解せねばなるまい。2014/02/01
Hiroki Nishizumi
2
白銀海岸は知らなかった。また、からゆきさんの広がりが世界中であったことも今更ながら衝撃的だ。歴史の真実を整理したい。2022/04/26
