内容説明
魔界都市“新宿”を蒼い闇が覆った夜、人捜し屋・秋せつらは異国の娘・美冬と恋に落ちた。そしてそれは、悽愴な戦いの幕開けでもあった―。暗殺集団“血の五本指”、政府の闇の精鋭“外務省特別攻撃局”、魔都の治安を維持する“新宿警察”。美冬をめぐり魔人たちがそれぞれの思惑の下、動き出した。彼女こそ、軍事クーデターから逃れ欧州の小国から亡命してきた王妃だったのだ。美冬を守るせつらに覚醒した最強・最悪の“第三人格”！かくて“新宿”が突入した最終戦争の行方は。
著者等紹介
菊地秀行［キクチヒデユキ］
１９４９年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、８２年『魔界都市“新宿”』でデビュー
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感想・レビュー
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那由多
13
せつらが恋をする日が来るなんて…。人形娘の気持ちを考えると複雑だった。悲しい結末を迎えた2人だが、純愛を貫いた相応しい終結でした。真実せつらを愛した、美冬と人形娘が美しく強く儚い。2019/10/27
み～くま
1
あの美麗の魔人「秋せつら」が恋をした。衝撃的な出来事から始まる物語は・・・魔界都市らしい結末を迎えます。ちょっぴり切なくなるような物語でした。2008/02/15
