内容説明
本書では、まち歩きを楽しみながら、その不思議な魅力に迫っています。都市空間や建築だけではなく、お店やレジャースポットだけでもなく、その両方を含んだまちの全体を対象にしています。話題のまちから隠れた渋いまちまで、特色あるまちを幅広く採り上げています。すべてグループで実際にまちを歩いてみて、その結果を元にまとめています。どういうまちが魅力的なのかについて、まちを訪れる人の立場から考えています。計画する専門家やつくる事業者の側の論理ではなく、来街者、生活者の視点から素直に評価しています。まちの構造やまちづくりの仕組みを分かりやすく説明し、まちの秘密を読みとるための手助けとなります。
目次
1 まちを訪ね、語る場を求めて
2 いろいろなまちを歩いて知る(開発された大規模なまち―輝ける都市空間の誕生;ウォーターフロントのまち―忘れられた水辺の復権;アーバンデザインが彩るまち―街角が風景になるとき;ラビリンスのまち―迷路が奏でるファンタジー;手づくり再開発のまち―暮らしが息づくまちづくり;集合住宅がつくるまち―都市性と居住性の間で;界隈性のあるまち―まちはなりゆきで変わりゆく)
3 まちを歩けば見えてくる