内容説明
春日大社宮司、人生を語る。西洋医学の医学者が、東洋の医学を学び、やがて、神道への道を歩む―。波瀾万丈の半生を語りつつ、「本当のこと」に目覚め、生きることの大切さを切々と説く、珠玉の随想集。
目次
第1章 医者から宮司に―わたしの半生(公家の家に生まれて;学習院時代 ほか)
第2章 東洋医学のふしぎ(鍼治療と東洋医学;つぼの話 ほか)
第3章 神道のこころ(春日大社と日本人;山と鼻と鎮守の森 ほか)
第4章 素白の心・宇宙のいのち(宗教と医学のこと;素白のいのち ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
51
2011年7月30日開催の「不安を安心に変える心理学」の講師である高橋克彦氏のおススメ。春日大社宮司の葉室氏の随想。氏は、公家の家に生まれ、母は健康のみを願い、祖父は背中で語り、父は武家を守る中、強烈な個性が育まれ、争わず世界一になることを決意。結核から奇跡を体現し、形成外科に東洋思想を観る。世界の成り立ちに「心」を置き、全てはバランス、全ての細胞に35億年の想いがこもる。変化を受け入れ、自らが変わり、感謝の心が命をつなぐ。神道は宗教ではなく、日本の生活であり、生き方。インディアンのファーストピースに通ず2011/08/09
mazda
38
医者としての話と、宮司としての話が混在している面白い本です。祈ったり感謝したりすると病気がなくなるとか、小指から血を出すと止まっていた心臓が動き出す、とか、おおよそ西洋医学では考えられないことが書いてあったが、信じる信じないは別にして、感謝して生きていれば心は平穏になり、ストレスが少ないから病気をしにくくなるかも知れない。古事記、日本書紀くらいはきちんと読んでおくことが日本人としての最低限のたしなみかな、と改めて思いました。しかし、「ボルトができるが、アンペアがない」というのは、新しい表現でした。2014/05/20
さばずし2487398
25
前半は著者の人生を、後半は題名通り神道の源について語っている。表紙はこんなに地味なのに、内容は神道の根拠を科学的に次々と語っていて驚いた。神と人間と言葉の関係の話が一番感動した。他にも神道について自分もかなり思い違いをしていた事に気づく。仏教は「修行」して生きるという事になるのに対し、神道(神道は宗教ではないが)は神によって「生かされる」。これでいいんだ、となんだかとても安心感に包まれた感じがした。その生かされるという立場を常に思い、滅びぬ為に「待てる」者になろう。2021/05/27
ひろ☆
19
公家の生まれで、形成外科医から春日大社の宮司へ。すべてはつながっていたんだろう。目の前のことを懸命にやっていたら、自然と運んでくれたというか。2015/09/12
ただぞぅ
8
整形外科の医師として長年働き、その後春日大社の宮司となった著者。元々医師になれる頭脳を持ち合わせているが50歳から神道の勉強を始めた頃、書籍を読んでも全く頭の中に入ってこず困惑したという。よく頭を使っていればボケないというが、「自分の専門分野など知識により頭を使わなくても読めるものは、頭を使ってないことと同じ」と書かれており愕然とした。ボケ防止は絶えず新しいことに興味を持ち使えることが大切であり、定年後にこれまでの専門以外の分野に挑戦する勇気や気持ちがひらめきを生み若さを保つ秘訣なのかもしれない。2025/08/09




