「セツナイ青」シリーズ<br> それでも必死に、恋をしていた

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「セツナイ青」シリーズ
それでも必死に、恋をしていた

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  • サイズ 46判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784391165098
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どうしようもなく子どもで、
不器用で、
がむしゃらで。
それでも必死に、恋をしていた。

ある同じ高校の生徒たちの切ない想いが複雑に交錯する、
1 話 6 ページ、全 25話収録の超短編恋愛ストーリー集。
想いはあふれているのに、いつも届かない。たとえ叶わなくても、届けたい。この恋が終わる前に。

<STORY 001> 君の好きなひと

――バレンタインの日の放課後、清水はさりげなく八木郁美と彼女の意中の男子、菅原との二人きりの時間を演出する。八木のことを好きな清水は、八木の願いを叶えてあげたかった。そして、彼女に目を覚まして欲しかった。いかに菅原が軽薄で、いつも女の子を傷つけているような男であるということを。期待に胸を膨らませながら、清水は弾む足取りで家路を歩く。「きっと近いうちに届くだろう、彼女からの幸せな報告が待ち遠しかった。その先に待つ、彼女の泣き顔も」――。


<STORY 002>私の好きなひと

――「じゃあさ、付き合おっか」。私の唐突で拙い告白に、少しも迷うことなく菅原くんはそう言った。驚きも動揺も歓喜も、そこにはなかった。ただ慣れたような、ひどく優しい口調だった。わかっていた。私が告白すれば、彼がそう返してくれること。ずっと見てきたから知っていた。彼が私のことなんて、べつに好きでもなんでもないことも。「だから、せめて。最後は笑って感謝を伝えてお別れしようと、私は始まりの日に、それだけ決めた」――。

<カバーイラスト> うた坊さん
<挿絵イラスト> エリンギ味噌さん


【目次】

内容説明

どうしようもなく子どもで、不器用で、がむしゃらで。ある同じ高校の生徒たちの、切なくて眩しい想いが複雑な交錯する25編のリアルな片想い。「ずっと大事に抱きしめていた気持ちを、ようやく伝えられたことがうれしくて。それと同時に目の前に現れた恋の終わりが、寂しくて」(「私の好きな人」より)。「かわいかった。大切だった。守りたかった。そう思っていた気持ちに、嘘はなかったはずなのに。―あの日までは、たしかに」(「囚われたのは」より)。「最後まで笑って、なんにも知らない顔で、彼女と別れること。それがたぶん、俺が彼女にしてやれる、最後のことなのだろう」(「届かなくなる前に」より)。―想いはあふれているのに、いつも届かない。たとえ叶わなくても、届けたい。この恋が終わる前に。

著者等紹介

此見えこ[コノミエコ]
『きみが明日、この世界から消える前に』でエブリスタ小説大賞×スターツ出版文庫大賞の大賞を受賞し書籍化デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

わたー

15
★★★★★面白かった。とある学校のバレンタイン当日から最長で数週間後までを描く25編の連作短編集。一言で片想いといっても登場人物によってどのような気持ちを抱えているのかは千差万別。片想い相手がまた別の人を想う、などの想いが連鎖していっている人たちもいたりして、確かにテーマとしては切ない、になるんだけれど決してそれ一辺倒になっていないところは良かった。最初の一人、女の子が告白できるようにアシストしながら、その実、さっさと破局しろと思っている清水くんの話でガッツリ私のハートを掴んでそのまま一気に最後まで。2025/09/15

サキイカスルメ

8
少年少女の様々な想いが溢れる短編集。素晴らしかったー!!繋がりがあるものもあって、特に最初と最後の男の子と、女の子の友情と愛のお話が特に印象的でした。短い切り抜きの中で、その子の想いがしっかりと伝わってきました。行動だけではその人の真意や想いまでは読み切れない。それでも、必死に恋をしていた。タイトルへの繋がりが綺麗ですよね。2025/09/30

📖®書店員🍵

5
「セツナイ青」シリーズ 第二弾 1話6ページ程度、25話で構成される短編集。 この先生、短編が物凄く上手くて文章がとてもきれい。 短編集ではあるが、1話読み進めるごとに甘酸っぱさが積み重なっていく。 言葉と挿絵で登場人物たちの繊細でがむしゃらな感情の動きを表現されていて、涙が止まらないほど切なく、作品に没頭出来る。 青春のキラキラした想い出だけでなく、切なかったり苦しかったり、きゅんとしたりどきどきしたり、その想い出を振り返ることも出来て、最後は涙が溢れつつも胸がじんわりと温まる素敵な1冊でした。2025/09/13

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