内容説明
異文化交流において有力な媒介となったのは、キリシタンの布教活動と語学教育に始まる、道具としての外国語でした。近代日本文化の成立に欠かせない、西欧語の学習と摂取・同化の歴史をたどる一冊。外国語学習の意義をあらためて問い直させられます。
目次
第1章 南蛮語学のあけぼの―ポルトガル語、古典ラテン語
第2章 蘭学―オランダ語
第3章 英学―英語全盛時代の到来
第4章 独逸学―英語につづくドイツ語
第5章 法朗西学―ドイツ語につづくフランス語
第6章 魯西亜学―フランス語につづくロシア語
著者等紹介
宮永孝[ミヤナガタカシ]
1943年富山県高岡市生まれ。日本洋学史、異文化交流史研究家。著書に『ポーと日本―その受容の歴史』(彩流社、ゲスナー賞)などがある
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