出版社内容情報
航空会社が何故、かくも簡単に消えてゆくのか。
内容説明
航空会社ほどのビッグビジネスがなぜ、かくも簡単に消えていくのか。米国の航空規制緩和からはじまった四半世紀におよぶ弱肉強食の戦いに敗れ、消えていった数多くの航空会社の歴史を読み解く。
目次
第1章 「消えたエアライン」はなぜ、消えたか?
第2章 「消えた」フラッグ・キャリア
第3章 エアラインを飲み込んで「消えた」エアライン
第4章 エアラインに飲み込まれて「消えた」エアライン
第5章 飲み込まれて「消えた」新興エアライン
第6章 デレギュレーションの中で「消えた」エアライン
第7章 デレギュレーションの中で誕生し、「消えた」エアライン
第8章 名前のみが「消えた」エアライン
第9章 「消えない」エアラインのための一考察
著者等紹介
賀集章[カシュウアキ]
1958年兵庫県生まれ。早稲田大学大学院修了後、エンジニアとしてはたらくとともに大学在学時から内外の航空関連雑誌等に執筆。米国EAA、AIAA等の会員
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感想・レビュー
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mazda
14
40社以上の「消えたエアライン」が載っていながら、知っているのはパンナムとTWAの2社でした。それくらいの航空会社が、世界で淘汰を繰り返してきているんですね。始めてアメリカに行ったのが高校3年の夏で、JFKからワシントンに行くのに使ったのがパンナムのプロペラでした。そんな会社が数年後に倒産するなんて夢にも思いませんでした。元々はキーウエストからハバナへの航空郵便輸送目的で設立された会社ですが、太平洋をキーとした国際線で成長します。しかし、赤字を累積した上経営統合の失敗で失速したそうです。歴史に学ばねば。2018/06/02
Y.T.
0
読み物というよりは辞典として読んだほうがよさそう。古い航空会社に焦点を当てた和書は少ないので結構貴重かと...2014/10/28