幻冬舎文庫<br> 逃亡者

個数:

幻冬舎文庫
逃亡者

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年03月29日 16時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 584p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344432420
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

1

内容説明

不慮の死を遂げた恋人と自分を結ぶトランペットを持ち、逃亡するジャーナリストの山峰。彼が偏愛するそれは、第二次大戦中のある作戦で伝説となり、“悪魔の楽器”と呼ばれていた。ゆえに欲する者達が世界中にいるという。その中の一人、“B”。正体も狙いも不穏な男。突如始まった逃亡の日々で、山峰はこの世界の理不尽な真実を突きつけられる…。

著者等紹介

中村文則[ナカムラフミノリ]
1977年愛知県生まれ。福島大学卒。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞受賞など。作品は各国で翻訳され、14年に米文学賞デイビッド・グディス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
凄い作品を読んだような感覚に陥りました。恋人と自分をつなぐトランペットを持ち、逃亡する青年。偏愛するそれは過去では伝説となり、「悪魔の楽器」と言われるのに引き込まれました。正体も不穏な男、過去と現代の交錯。突然始まった逃亡の日々は過去へと繋がるガジェットなのですね。青年がそっと息を潜めつつも存在感があるのが印象的でした。今読むべきして読んだような気がします。2023/01/06

ω

41
こちら文庫にて(^ω^) 序盤は逃亡者らしく逃げるんだけども、その後はキリシタン弾圧や世界大戦など交錯し、目がぐるぐる回るw でも中村先生ファンの私はどこまでもついていきます!!文庫版ご自身で解説文の中にある「共に生きましょう」と言って貰えるとそれだけでもうタマランチ……2024/02/18

Shun

34
緊張感漂う幕開け。主人公が部屋で息をひそめていると、不意に危険な空気を纏う男Bが闖入し殺意を向けてくる。どうやら彼が持ついわくつきのトランペットを狙う危険な人物のようだ。Bは気まぐれに立ち去る際、1週間後の生存率は4%だと告げた。まさに危険と隣り合わせの逃亡者となった主人公。トランペットとその所有者、そして悲運の死を遂げたベトナム人の彼女と自らのルーツに触れる逃亡の旅が始まる。それは第二次世界大戦時の日本軍の所業や、原爆を落とされた長崎とそこにいた多くのキリシタンの迫害の歴史に深く入り込む重い内容だった。2022/12/04

さち@毎日に感謝♪

26
分厚い本で、読むのに時間がかかりました。戦争やキリシタンの弾圧を通して理不尽な事は多いけれど、それでも必死に生きていこうというメッセージ性のある物語かなと思いました。読んでいて、色々と考えさせられました。2023/12/12

おうつき

25
トランペットを巡る、時系列を跨いだ壮大な物語だった。作中の主人公達の思想についてはどうなのよと思う部分もあったが、そういう噛み合わなさも含めて引き込まれてしまい、最後まであっという間に読み終えてしまった。中村文則の小説は咀嚼しきれない部分はあってもつい夢中になって読んでしまう。ただ、今作はちょっと重すぎて胃もたれしてしまった。2023/05/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20379006
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。