内容説明
ユダヤ人を救った日本人。第二次大戦下、在リトアニア日本領事代理杉原千畝は、日本政府の命令に逆らい、ユダヤ人にビザを発給し続けた―彼にゆかりの人々の証言をもとに描く感動のノンフィクション・ノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
10
著者は小中学校の教師を勤め上げる直前に新聞で杉原千畝に関するコラムを読み、強い関心を抱く。退職後、杉原夫人や、杉原の発給したビザで欧州を脱出したユダヤ人の1人でのちにイスラエルの宗教大臣を務めたバルハフティク氏との面会を実現する。本書は夫人やバルハフティク氏の著作に多くを拠っており、独自の調査研究の成果は特にないようだが、当時の情勢や、杉原ビザ発給前後の状況を満遍なくダイジェストで小説風に読むことができる。2017/08/24
pon00
1
良書2014/05/23