内容説明
〈場所〉が問題にしにくいのは、それがさまざまな領域で私たちの存在や思考や感受性を支える見えにくい根底をなしているからである。本書は、哲学、修辞学、物理学、生物学、精神医学、言語論、身体論、演劇論、都市論などをつらぬく〈場所〉の本格的考察である。
目次
第１章 自然哲学・修辞学の〈場所〉
第２章 物理学の〈場〉
第３章 非線形の物質系から生命系へ
第４章 基体としての場所
第５章 述語的世界としての場所
終章 場所論の展開
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケンタ
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場所 トポス 中村雄二郎 背伸びして読みました。 意味不明な言葉のオンパレードです。 こういう専門書は購入して何度も読まないと理解出来ないと思いました。 買いましょうかね…? 2017/11/26
かとたか
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正直、浅学な(しかも、哲学についてほとんど学習経験のない)私には、かなり理解しづらい部分が多かった。何より結論をどうまとめてよいものか。哲学を中心に、学際的に、場所(トポス)という概念に接近した一冊。ただ、あくまで接近であり、一つの回答が出るわけではない。答えは自分の中で出さなければならない、あくまで接近方法・考え方を示してくれる本。2020/04/14
