出版社内容情報
未完に終わった大長編の新訳から浮かび上がった驚くべき「続編」の可能性! ドストエフスキー最晩年の思想がいま、蘇る。
【目次】
はじめに
第一章 作者の死、残された小説
1 残された手がかり
2 空想のための九つの条件
3 友人、妻……同時代人の証言
第二章 皇帝を殺すのは誰か
4 序文にすべての秘密がある
5 「始まる物語」の主人公たち
6 思想の未来
第三章 託される自伝層
7 年代設定とタイトル
8 アリョーシャはどんな人間か
9 テロルと『カラマーゾフの兄弟』と検閲
第四章 「第二の小説」における性と信仰
10 リーザと異端派
11 「第二の小説」のプロットを空想する
12 影の主役、真の主役
おわりに もう一人のニコライ、ふたたび自伝層へ
参考文献一覧
余熱の書――あとがきに代えて
【著者紹介】
一九四九年生まれ。東京外国語大学教授を経て、現在同大学学長。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある。著書に『磔のロシア』(岩波書店)、『熱狂とユーフォリア』(平凡社)、『ドストエフスキー 父殺しの文学上・下』(NHKブックス)、『「悪霊」神になりたかった男』(みすず書房)、『大審問官スターリン』(小学館)など多数。最近の訳書に、『カラマーゾフの兄弟1~5』(光文社古典新訳文庫)がある。
内容説明
未完に終わった大長編の新訳から浮かび上がった驚くべき「続編」の可能性。ドストエフスキー最晩年の思想がいま、蘇る。
目次
第1章 作者の死、残された小説(残された手がかり;空想のための九つの条件;友人、妻……同時代人の証言)
第2章 皇帝を殺すのは誰か(序文にすべての秘密がある;「始まる物語」の主人公たち;思想の未来)
第3章 託される自伝層(年代設定とタイトル;アリョーシャはどんな人間か;テロルと『カラマーゾフの兄弟』と検閲)
第4章 「第二の小説」における性と信仰(リーザと異端派;「第二の小説」のプロットを空想する;影の主役、真の主役)
著者等紹介
亀山郁夫[カメヤマイクオ]
1949年生まれ。現在、東京外国語大学教授ならびに同大学学長。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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