光文社新書<br> 世界最高のジャズ

電子版価格
¥935
  • 電子版あり

光文社新書
世界最高のジャズ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 410p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334033675
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0273

出版社内容情報

聴けば脳内麻薬がドクドクあふれる世紀の名演を厳選
名盤CDガイド付き

本書のタイトルである『世界最高のジャズ』とは、ジャズの特質を最大限に発揮した演奏である。そう僕は断言したい。
 ・アドリブの鋭い切れ味(即興的に飛び出すフレーズのカッコよさ)
 ・そのミュージシャン独自のリズム感(ノリ)
 ・アドリブ楽器とリズム楽器の一触即発の呼応
 ・音色そのものが持つ、有無を言わさぬ説得力
――僕にとって、これらこそジャズの特質だ。他のジャンルでは替えがきかない。

■「世界最高の音楽」――それはジャズだ!!
ルイ・アームストロング『コンプリート・タウン・ホール・コンサート』、チャーリー・パーカー『バード・イズ・フリー』、ソニー・ロリンズ『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』、マイルス・デイヴィス『ビッチェズ・ブリュー』、アート・ブレイキー『フリー・フォー・オール』、セシル・テイラー『ザ・ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ』、ウェス・モンゴメリー『フル・ハウス』

〈目 次〉
まえがき

第1章 ジャズはいきなり革命だった
ルイ・アームストロング/デューク・エリントン

第2章 ジャズの心臓――アドリブに人生を賭けた“即興の鬼”たち
チャーリー・パーカー/バド・パウエル/クリフォード・ブラウン/ソニー・ロリンズ/ジョン・コルトレーン

第3章 強烈な支配力と構成力――オルガナイザーたちとそのグループ
マイルス・デイヴィス/セロニアス・モンク/チャールズ・ミンガス/アート・ブレイキー

第4章 美は乱調にあり――“一聴猛毒”の冒険者たち
オーネット・コールマン/エリック・ドルフィー/セシル・テイラー/アルバート・アイラー

第5章 熱いブイヤベースのごとく――世界音楽としてのジャズ
ディジー・ガレスピー/ウェス・モンゴメリー/ローランド・カーク

第6章 音一発の説得力――ジャズの蟻地獄に引きずり込む愛すべきプレイヤーたち
ジャッキー・マクリーン/リー・モーガン/ウェイン・ショーター

第7章 挑戦しつづけるジャズ 1970's~2000's

あとがき
本文に掲載のCDリスト

著者・原田和典
一九七〇年北海道生まれ。音楽評論家。長らく老舗ジャズ専門誌「ジャズ批評」の編集に携わり、二〇〇〇年から五年間は編集長を務める。著書に『コルトレーンを聴け!』(ロコモーションパブリッシング)、『元祖コテコテ・デラックス』(ジャズ批評社)、共著に『JAZZ“名盤”入門!』(宝島社新書)、『さわりで覚えるジャズの名曲25選1~3』(中経出版)などがある。現在、ミュージックフィールドのHPで『原田和典のJAZZ徒然草』を連載中。
ウェブサイト http://www.musicfield.jp/harada_kazunori/

内容説明

「世界最高の音楽」それはジャズだ。聴けば脳内麻薬がドクドクあふれる世紀の名演を厳選。

目次

第1章 ジャズはいきなり革命だった
第2章 ジャズの心臓―アドリブに人生を賭けた“即興の鬼”たち
第3章 強烈な支配力と構成力―オルガナイザーたちとそのグループ
第4章 美は乱調にあり―“一聴猛毒”の冒険者たち
第5章 熱いブイヤベースのごとく―世界音楽としてのジャズ
第6章 音一発の説得力―ジャズの蟻地獄に引きずり込む愛すべきプレイヤーたち
第7章 挑戦しつづけるジャズ1970’s~2000’s

著者等紹介

原田和典[ハラダカズノリ]
1970年北海道生まれ。音楽評論家。長らくジャズ専門誌「ジャズ批評」の編集に携わり、2000年から5年間は編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーカ

23
1970年代以降のジャズについての名盤紹介と、セロニアス・モンク、アート・ブレイキーの部分を読んだ。CDは廃盤になっている物が多いし、動画もない。なんとかみつけた数枚が手元に届くのが楽しみ。かなーりそそられる名盤紹介です!2016/05/11

柳 真佐域

12
ジャズのことが知りたいだけだったのに、意外に文章が面白くて普通に読み物として楽しめてしまった。ジャズの一番輝かしかったころだろう~60'辺りのことがメインに書いてあってちょうどドストライクだった。読んでみて、出てくるジャズプレイヤーたちの名曲を聴いてみたくなったので、原田さんと感覚が合えばいいなと思った。2018/05/29

Schunag

9
再読。自分が不案内な世界へのガイドは、この本みたいに対象の魅力を明確に、熱く語ってもらえるとうれしいのである。けれどもそれは容易ではなくて、褒めるのはレトリックのバリエーションひとつ取っても実はむずかしい(だからネット上にはケナす言葉があふれるのですよね)。圧巻は「コミュニケイションズ11番」でのセシル・テイラーの演奏をびっちり追う4ページ。次々に繰り出されるフレーズの見事さに唸る。このテンションゆえに、紹介される盤をすべて聴きたくなるのです。2015/05/15

巨峰

7
この新書を読んで、これまで名前は知っていても興味のなかったミュージシャンを聴いてみたい!!!って思った。読者をその気にさせるという意味で、最高のジャズの案内書です。

生活相談屋

6
原田和典さんのかなり分厚い新書。世界最高のジャズってめちゃくちゃそそるタイトルだよなあ。内容はもうどストレートなジャズジァイアント紹介本。出てくるミュージシャンはきら星のごときスーパースターばかりである。僕は原田さんのことを20代の頃買った「コテコテデラックス」というソウル・ジャズの紹介本で知った。あの本は、長らく僕のジャズCD購入の際の最高のガイドだった。それからウン十年。そろそろラーメンもトンコツ系が苦手になってくる年齢に差し掛かり、改めてストレートアヘッドジャズに目を向けるきっかけになりそうだ。2018/12/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/147568
  • ご注意事項

最近チェックした商品