内容説明
数百万人もの同胞を虐殺した「人類の公敵」、カンボジアのポルポト一派を臆面もなく支えているのは中国である。なにしろ、中国には食人文化があり、人肉そのものを食べる「食人」と、自己中心・尊大の中華思想に見る「人を喰う」という、二つの側面をもつ。中国食人史を知り、日本人と中国人の民族的、文化的な本質の違いを知ることは、中国を観念的にではなく、より現実的にとらえるための一助となろう。
目次
中国食人史(「国家は、人が人を食う歴史社会」;「人肉市場」と「食用人肉」生産工場の出現)
『東方見聞録』と『狂人日記』―日本人は、なぜ表層的な読み方なのか
中国の「皇帝制」と日本の「天皇制」―中国人と日本人の精神構造は、なぜ正反対なのか
中国人と日本人―日本は、なぜ中国の「論理」にふり回されるか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
磁石
18
中国人は、死んだ人間を埋めて土中の虫ケラに食わせるよりも、食料にする方が有益だと考える。人間を「人間」と思う意識が欠如している、支配者と被支配者/強い者と弱い者、という意識があるだけ。人間が人間を食うことに抵抗がなかった。弱肉強食を体現してみると、中国人になる。……彼らほど「不食」と縁遠い人たちはいないのかもしれない。それとも/ゆえに、一気に転換してのけれるのか。できたらすぐにでも、世界の食糧危機や紛争問題まで無くなりそうだ。2017/05/14
磁石
14
中国の歴代の皇帝209人(通史上)の内、80歳の天寿を全うできたのはわずか5人、他は全て政権争いによる謀殺と自殺で亡くなった。平均年齢は38歳、書物に書かれなかった皇族のことを考えるともっと低年齢。戦乱時における「食用人間」の捕獲と、唐と宋の時代で繁盛した「人肉製造工場」、子供まで積極的に喜んで食う「人肉美食家」まで現れる始末。神話の時代から今までずっと続いてきた食人文化、ソレが平和と国の維持には欠かせない骨格の一つになってしまった。……中国は一体、どんな呪いをかけられてしまったのか。2016/01/31
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