出版社内容情報
スリランカ仏教界の長老が、釈尊の言葉に最も近いと言われる「法句経」を、原文の味わいもそのままに解説。一日一話の読み切り形式で誰にでも親しみやすく編集。
内容説明
釈迦の教えをポケットにしのばせて―法句経から学ぶ生き方・50のヒント。
目次
怒るといちばん最初に自分が汚染される
怒りは自分を破壊し他人を破壊する
生きるということは他の生命を奪うこと
どんな極悪人でも立ち直る可能性がある
すべての争いはプライドがあるから起きる
勝つ人は一人もいない
怒ろうとするとおばあちゃんの顔が浮かぶ
欲と怒りで心身が消耗する
心を具体的にとらえるには
日常のなかで心を観る〔ほか〕
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ]
1945年4月、スリランカ生まれ。スリランカ仏教界長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学などで教鞭をとる。1980年来日。駒沢大学大学院博士課程修了。現在、(宗)日本テーラワーダ仏教協会にて、瞑想指導と初期仏教の伝道に従事
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
百栗豆茶
4
ダンマパダ解説本。スマナサーラ長老の説話がとても分かり易い。「戦って勝つことが、幸福への道ではありません。戦いに挑んでも、勝つ人は一人もいないのです。誰かに勝つ必要もないし、誰かに負ける必要もないのです。一等になった人は、勝ったのではありません。それは、自分の能力を発揮したのです。最下位の人も負けたのではありません。自分の能力を発揮したのです」「人生というものは瞬間の連続です。その瞬間が終わったら、終わったことにはこだわらず、また、次の瞬間のことにチャレンジするのです」。良書だと思います。2022/02/15
in medio tutissimus ibis.
1
簡単に書いてあるがこれ、それぞれ非常に高度なのでは……。真剣に取り組めば、一日一話どころか一年一話ぐらいのペースが見込まれます。読んで頭に入れるだけなら、本当にスルスル入ってくるんですけどね。そこら辺はひっくるめて、スリランカに腰を据えてオリジナルに近い修行実戦形式を守った上座部仏教とすそ野を広げた結果偉業と煩雑さを携えて日本に来た大乗仏教の差異の表れかもしれませんが。2017/01/25
0422
1
いい2013/03/17
やまえつ
1
法句経(ダンマパダ)の中から50の偈を選んでその内容に沿った説法を載せたもの非常にためになる説法ばかりで何度も読み返したくなる。お薦めだ。2009/12/26
ひろつそ
0
もう仏教の教えの讀み物はスマナサーラ長老のを定期的に讀んでればいいような氣がする。2011/08/22