内容説明
“しまつ”それは京言葉で後始末、ものの生命を大事にすること。本物の味、ものを粗末にせず、使い切るこころ。京文化が育んだその心根を活かした“質素にして贅沢な暮らし方”のすすめ。
目次
第1章 物の生命が大事
第2章 布をいとおしむ暮らし
第3章 わたしのご馳走
第4章 決まりもんのおばんざい
第5章 ほかす前にもういっぺん
第6章 しまつとぜいたくは背中合わせ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
patapon
1
大正生まれの京おんなである著者が、京ことばで描く京都の生活。ところどころ分からないことばもあるけど、その土地のことばで語られる内容はなんだか懐かしささえ感じる。物を大切にする。最後まできちんとしまつをつける。祖母の年代はきっと似たような意識を持っているんだろうなあ。「物は人さんの汗のたまもの」だから大切にしなきゃいけないけど、お金は自分で稼ぐものだから甲斐性があったら「好きなように使うてよろし」という著者のお母さんの言葉が素敵。2015/05/23
9saito
0
具体的な料理や習慣が詰まっている方が、暮らしの本は面白いと痛感出来ます。今では守る人の減ったあれこれに感心し、率直なお人柄も伝わって…と、とても面白い一冊でした。2012/06/10
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