いちご文学館 てんこもりのこうもり

斉藤 洋【作】/高畠 純【絵】

佼成出版社（1992/09発売）

• サイズ A5判／ページ数 93p／高さ 22X16cm
• 商品コード 9784333015757
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

内容説明

みんなが「おやすみなさい」をいうとき、ほらあなから出ていくのは、だれだ？そんなことより、てんこもりのこうもりって、どんなこうもり？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[遠い日]

イソップ寓話のあのこうもりの話を知っていなければ、おもしろさは半減。もちろん斉藤さんは、それを未読の読者のために、こういうお話があって、ということを前書きでちゃんと触れてくれてはいるが。都合よく鳥の仲間になりたがったり、動物の仲間になりたがったり、ずるい変わり身を批判されてきたこうもりでも、やるときはやる。破壊されかけ、住むところを無くしかけた動物たち、鳥たちのために一肌脱いだ！こうもりがこうもりとして、誰におもねるでなしに生きていく道を開いたのだ。

2017/05/27

[NAO]

さし絵が物語の雰囲気に合っていて、とても可愛らしい。

2013/06/04

[Translater#6]

子供用に入手したんだけど肝心の子供達が読まないので読んだら意外に面白く一気読み。話はありきたりだけどほっとするし、人間の言葉をはじめクスリと笑わされる仕掛けが散りばめられていて楽しかった。

2023/10/09