内容説明
『古事記』が記す皇后の無意識の殺意とは？日本軍の朝鮮出兵は捏造された創作（フィクション）か？応神天皇とは、倭の五王とは、“誰”なのか？風雲の五世紀、朝廷を舞台に巨大な陰謀が立ちのぼる。
目次
序章 『古事記』が記す皇后の殺意
第１章 動乱の時代―神功皇后の朝鮮出兵
第２章 応神天皇の時代―五世紀の倭の五王は誰か？
第３章 雄略天皇の時代―葛城氏の滅亡
第４章 日本がわの史料と朝鮮がわの史料―異質の史料を、どう組みあわせるか
終章 残された謎を解く―謎は謎をよぶ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
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再読。これまでの著作（『卑弥呼の謎』『倭の五王の謎』『神武東遷』等）の総集編。重複も多い。歴史学というものは時代の思想傾向（戦前は神国日本、戦後はマルクス主義）からは無縁でいられないのかな、とつくづく考えさせられる。思想や信念によって歪められてしまう知識なんて、学問じゃないよね。2013/09/20
