出版社内容情報
毛沢東,彭徳懐の両路線の確執を中心に,中国の軍事戦略の推移を実証的に探求した基本文献。とくに本書は,1950年代の朝鮮戦争に対する中国軍の対応を論じた意色作。
内容説明
中国の軍事戦略の転機であった〈朝鮮戦争〉における中国・ソ連・北朝鮮の関係を新しい視角で捉えた画期的研究。
目次
毛沢東の「民族共産主義」と金日成―延安系朝鮮共産主義集団をめぐって
第2章 朝鮮戦争の開戦と中国―中共系朝鮮民族部隊の役割
第3章 中国の朝鮮参戦と「唯武器論」批判
第4章 朝鮮戦争航空戦からみた中国空軍建設と中ソ関係
第5章 朝鮮戦争指導をめぐる毛沢東と彭徳懐の政治的確執
第6章 朝鮮戦争と中国軍の近代化