カオス力学系入門 第2版 (第2版(新訂版))

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784320017054
  • NDC分類 423.1
  • Cコード C3041

出版社内容情報

【解説】
近年,「カオス」ほど,数学,物理学,生物学,経済学などの広範囲の分野にわたって興味をもたれているものはない。本書は,大学教養課程の数学を用いてカオスの数学を,その定義から始めて,わかりやすく説明している。解説には図を多く用いカオスの本質を徹底的に詳述。関連した諸基本概念についてもわかりやすい説明が与えてあるため,多くの分野の方々が的確に理解する事ができる。

【目次】
1次力学系・高次元力学系・複素力学系・カラー写真

内容説明

本書はまず何よりも数学の教科書である。全体を通じて離散力学系理論の数学的見地を強調するもので、この理論の多くのいろいろな応用に重きをおくものではない。本書は比較的初学者のレベルから始め、最後まで物理学科や工学部の典型的な数学の課程以上のものはあまり要求しないように進んでいく。本書の3/4の部分は、基礎的な微積分と線型代数の素養だけしかもっていない学生にも理解できる。もちろん、専門的数学の良き素養は全体を通じて役立つ。第2版では、軌道図についての新しい題材とマンデルブロー(Mandelbrot)集合についての新しい節を加えた。その他で第1版からの主な変更は、分岐理論の基礎とシャルコフスキーの定理の取扱いについての修正だけである。新訂版においては、以前の版や原著にあった少なからぬ証明の不備や間違いも気がついた限りにおいて修正した。また索引を大幅に充実させ、英語表記や数学記号を新たに加えるなどして、読者のさらなる学習の便宜を図った。

目次

第1章 1次元力学系(力学系の例;微積分学からの準備;初等的定義 ほか)
第2章 高次元力学系(準備;線型写像の力学系:2次元および3次元;馬蹄形写像 ほか)
第3章 複素力学系(複素解析からの準備;2次写像再論;正規族と除外点 ほか)

著者等紹介

後藤憲一[ゴトウケンイチ]
1941年大阪大学理学部物理学科卒業。大阪大学名誉教授・理学博士。1993年7月30日没

国府寛司[コクブヒロシ]
1959年8月20日津市生まれ。1988年京都大学大学院理学研究科数学専攻博士後期課程修了。現在、京都大学大学院理学研究科助教授、理学博士

石井豊[イシイユタカ]
1970年3月4日横浜市生まれ。1997年東京大学大学院数理科学研究科博士課程満期退学。現在、九州大学大学院数理学研究院助教授、博士(数理科学)

新居俊作[ニイシュンサク]
1968年10月4日金沢市生まれ。1995年京都大学大学院理学研究科数学・数理解析専攻博士後期課程修了。現在、九州大学大学院数理学研究院助教授、博士(理学)

木坂正史[キサカマサシ]
1966年10月19日京都市生まれ。1991年京都大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授、博士(理学)
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感想・レビュー

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ますみ

0
第2版になって誤植が大幅に減ったカオス理論系の入門書の鉄板。やや古いけど、、

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