出版社内容情報
この本は、集中力の向上を目指す現代人へ向けたガイドです。禅とマインドフルネスの古典的な教えと現代的な実践方法を融合させ、読者が日常生活で集中力を高めるための技術を磨く手助けをします。禅の哲学とマインドフルネスの具体的な実践を通じて、心の平静と集中を深化する方法を学びます。加えて、運動や効果的なタイムマネジメントなど、集中力向上のための多岐にわたるアプローチも紹介。仕事、勉強、趣味、人間関係など、あらゆる面で集中力を発揮するための実践的なツールと戦略が満載されています。
内容説明
集中できない時代に、仕事と人生のコンディションを整えるため、没入する。
目次
序章 日常的な集中から没入へ
第1章 身の回りにある禅の視点
第2章 「禅・集中」の基本的な実践方法
第3章 マインドフルネス―集中力を養う現代的アプローチ
第4章 マインドフルネスの実践方法
第5章 禅とマインドフルネスの相互作用
第6章 日常に禅とマインドフルネスを取り入れる
第7章 時間
第8章 逆境を越えない
第9章 ストレスとリラクゼーション
著者等紹介
大竹稽[オオタケケイ]
1970年生まれ、愛知県立旭丘高校出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退。2015年に東京港区三田龍源寺で「てらてつ(お寺で哲学する)」を開始し、この教室は全国のお寺に広がっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanki
14
身体の感覚を解放。豆腐のように何にでも合う素直な人間に。2024/02/06
らる
1
禅=心の余計な動きを取り除き、無の境地を追求する/マインドフルネス=今ここ、現在の瞬間だけに集中する精神状態を意識的につくる実践/集中が最も高まった状態、没入すると、自分の存在感や時間間隔がなくなる。=集中は、本来対パ、コスパとは無縁である/現代のビジネスパーソンが最も意識すべきは「立ち止まる」こと。自分のペースを知ること。走り続けていくだけではいけない/2024/12/26
ちえぞう
1
1の呼吸とか、ダジャレかよと思いましたが、無心なる禅の教えと今だけに集中するマインドフルネスの違いや取り組み方を丁寧に解説してくださってます。一日の終りに感謝するなど取り入れるべきところはメモして今日からでもやろうかな。2024/01/20
Mike
1
心が乱れることが多い中、何かを変えたいと思い手に取ってみました。禅とマインドフルネスの違いは意識の満たし方ということなのでしょうか。一般人はマインドフルネスから入り、禅を徐々に取り入れていくのが良いようです。自分の身心の感覚を研ぎ澄まし、現実を受け入れ、昨日より今日とより良く生きていきたいです。日々の一つ一つの動作に目を向けて、感謝の気持ちを大切にし、前を向いて生きていけるように。2023/11/14
りら
0
禅の思想とマインドフルネスの概念や相互作用について著者の考えが存分に書かれていた。実践の部分についてはより具体的に記載あり。「集中」のできている、できていないに対して判断するのではなく、気付くことが肝要と思った。マルチタスクが得意な人がサインの重要度に関わらず反応してしまうことで、結果集中出来ていないという実験は興味深い。まさに今の私…と気付かされた。本を読んだから集中が手に入るのではなく、日常にマインドフルネスを取り入れ、禅の無心を思い出し、鍛錬を積むことが大事なのだと改めて感じた。2025/03/04