新風舎文庫
オウム事件はなぜ起きたか 魂の虜囚〈下巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 451p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784289501335
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0195

内容説明

真理のためには手段を選ぶ必要はない―これがオウム流「ヴァジラヤーナ」の真髄。出家信者には盗み、嘘も「真理」のためならばよしとされ、むしろ奨励された。真理の名の下に行われた凶悪犯罪・地下鉄サリン事件の実行犯たちの裁判の証言からオウム真理教の全貌を明らかにする。普通の高校生、大学生だった彼らが、麻原彰晃こと松本智津夫に傾倒していったのはなぜなのか?教団の情報をあらたに追加、今後の活動にも言及している。

目次

第3章 サリン事件を引き起こした人々 第二部
第4章 この教祖にして…
第5章 教団の今後

著者等紹介

江川紹子[エガワショウコ]
1958年生まれ。神奈川新聞社社会部記者を務めたのち、フリージャーナリストとなる。95年に一連のオウム報道で菊池寛賞受賞。「やじうまプラス」(テレビ朝日)をはじめとした報道番組のコメンテーターとして活躍。バランス感覚に優れた取材力には定評があり、活動はインタビュアー、雑誌連載など多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ikuto Nagura

3
日本人だけで300万人以上の犠牲者を出した太平洋戦争におけるA級戦犯の絞首刑は7名。犠牲者が40名に上るという一連のオウム事件で死刑判決を受けたのが13名。比べても意味ないけど、何とも不公平な算術だ。新實智光は言う「今のオウム真理教こそは、まさに現代日本国家そして、日本人の写し鑑なのです。戦中のカルト国家大日本帝国が自国民及び海外に対して何をしたか、お忘れでしょうか?しかし、現代日本国家は、未だ侵略行為に対しては明確に態度を示さず、謝罪も出来ていません。それでも靖国神社には参拝するし、神道も残っています」2015/10/06

guanben

2
1995年夏から始まった一連のオウム裁判の傍聴録。惨すぎる話ばかりで、読むスピードが遅くなる。結局、麻原彰晃は何も語ることなく吊るされたので、究極のところ「オウムとは?」という謎は最後まで解き明かせず。今年3月20日で地下鉄サリン事件から27年。オウムの残党は生き残っている。公安の皆様、しっかり監視をお願いします。2022/03/15

メリクル

0
タイトルとは裏腹にオウム事件後の幹部の裁判記録が大部分。行政・警察・検察は批判しつつTBSを含むマスコミについての言及がほとんどないのは著者がマスコミ関係者だからだろうか?2011/01/28

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