歌謡曲

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  • サイズ A5判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784276237216
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

藤山一郎も美空ひばりも、加山雄三もフォークルもユーミンも、ここでは日本の歌として「歌謡曲」。二九のヒット曲を取り上げ、作曲家、ヒットメーカーとしての見方で作品・歌手・時代を語る。

内容説明

「青い山脈」から「世界に一つだけの花」まで“うた”が映し出す人びとの想い、そして時代。“流行歌”が“永遠”になる瞬間をヒットメーカーならではの洞察と愛情で解き明かしたもうひとつの日本人論。

目次

青空に溶けていった青春賛歌―藤山一郎・奈良光江「青い山脈」
百曲のヒットより一曲のこころにのこる歌を―中田喜直作曲「夏の思い出」
屋根裏部屋の蓄音機―江利チエミ「テネシー・ワルツ」
書けなかった曲、歌われなかった曲―坂本九「上を向いて歩こう」
永遠のアイドルからのメッセージ―橋幸夫・吉永小百合「いつでも夢を」
淡い想いを歌に託して―舟木一夫「高校三年生」
洋楽への憧れから和製ポップス誕生―ザ・ピーナッツ「ウナ・セラ・ディ東京」
いつまでも「音楽は友達」―加山雄三「君といつまでも」
十年たったらまたお会いしましょう―ザ・フォーク・クルセダーズ「帰って来たヨッパライ」
作曲家、死してメロディをのこす―ジャッキー吉川とブルー・コメッツ「ブルー・シャトウ」〔ほか〕

著者等紹介

林哲司[ハヤシテツジ]
1972年チリ音楽祭に入選し、73年デビュー。1979年、竹内まりや「September」、松原みき「真夜中のドア」のヒットで注目され、その後、上田正樹「悲しい色やね」、杏里「悲しみがとまらない」、杉山清貴&オメガトライブ「サマー・サスピション」など立て続けに大ヒットを飛ばし、時代の寵児となる。映画音楽の分野でも活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポップノア@背番号16

75
「悲しみがとまらない」「北ウイング」「ふたりの夏物語」等のヒット曲を多数書かれた日本を代表する作曲家·林氏の自叙伝的エッセイ。「青い山脈」から「世界に一つだけの花」まで、その時々を彩った流行歌を音楽的なアプローチからエピソードを交えて語っている。昭和の娯楽が少なかった時代は、歌が今よりも生活に寄り添っていた事を再認識。個人的には、全シングルを作曲した杉山清貴&オメガトライブや、全曲作曲を担った菊池桃子さんのような、氏がプロとして関わった話をもっと聞きたかったが、坂本九さんとの逸話は悲しくも興味深かった。2020/01/03

ぽかちゅう48

16
試みがすごく面白い本でした。「そうなんだー」とかなるほどとか新しい発見もできて楽しかったです(^^)残念なのはアイドルのジャンルをボロカスに書いていた所かな。そこはそれでいーやん。つんく♂は認めてるんならさ(^^;テーマが面白いだけに勿体ない気がしました。私は他とは違う感を控えたらもっと楽しく読めたのになと思うあたりは少し残念です。お気に入りはフォーククルセイダースの「悲しくてやりきれない」の頁。知らない人は映画「パッチギ!」を見てください(笑)2020/01/11

天竺牡丹

8
上田正樹さんの“悲しい色やね”や杏里さんの“悲しみがとまらない”などの多数のヒット曲の作曲などを手がけた林哲司さんの自叙伝的なエピソード本。音楽に興味を持った子供の頃の話、“作曲家”という仕事が成り立っていた昭和の時代の話、特にほとんどの曲を手がけた菊池桃子さんの項目はとても面白かった。宇多田ヒカルさんやSMAPなど、最近のヒット曲の分析も興味深かった。偶然にこの本に出会えてよかったです。2015/08/02

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