日高敏隆選集〈5〉動物はなぜ動物になったか

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270003152
  • NDC分類 480.8
  • Cコード C0045

内容説明

すこし違った角度から物事を見てみると、今まで見過ごしていたものが突然見えてくる。動物の世界を知ることによって得られた深い思索と哲学。動物学者・日高敏隆のエッセンスが詰まった一冊。

目次

1 動物はなぜ“動物”になったか(もうひとつの世界;動物はなぜ“動物”になったか;光と影の交錯;目でなく、心で見る;アイラインの生物学)
2 昆虫におけるペルソナ(フェロモンの神話;ギフチョウ―二三度の秘密;昆虫におけるペルソナ)
3 草取りの思想(草取りの思想;虫けら扱いのロジック;青空はいつから人間にとって快いのか;都市の生物学;管理社会の逆説;家畜化のゆきつくところ)
4 「忘れるための記憶」(忘れる;昆虫を知る;生物学の原点lいわゆる科学精神とは何か;「科学論」なるものについてのぼくの意見;教育についてのぼくの疑問;想像力)
5 本能と代理本能の間(進化と種;本能と代理本能の間;攻撃と擬態―その逆説;オス・メスの由来;人間みな狂気;チョウチョ)

著者等紹介

日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930年東京生まれ。東京大学理学部動物学科卒業。東京農工大学農学部教授、京都大学理学部教授、同理学部長、滋賀県立大学初代学長、大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所初代所長を歴任。1982年、日本動物行動学会設立、長く会長を務める。著書、訳書多数。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カネコ

2
2013/02/24

蝎虎

1
現在の生化学、細胞生物学に対して「生きものの中から近代生物学的に捉える部分だけを抜き出してそれを解析し、生物像をつくり上げる、という極めて一面的な結果のみが増えているのではないか。」と言っている。化学的バックグラウンドを持つ利根川進とは真っ向から意見が対立している。学んでいく中でどちらの立場に付くか考えたい。ただし、人間について多角的に捉えようとしているのは日高さんのほうだと思われる。2012/03/23

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