出版社内容情報
曹操の飛ばした檄に応じて集結した義軍の兵力は数十万、その中に公孫瓚の軍に加わった劉備、関羽、張飛の3人の姿もあった。
第一陣として呉の孫竪が?水関を攻め、緒戦に勝利をおさめるが、孫堅を警戒した総大将の袁紹は兵糧を送らず孫堅軍は敗れてしまう。
勢いに乗って華雄は攻めてきた。義軍の武将たちはみな逃げ腰になるが、関羽はただ一騎で敵陣に乗り込み、あっさりと華雄の首をとつてくる。
虎牢関へと兵を進める義軍。その前に立ちふさがったのは呂布であった。
目次:
義軍集結/?水関/関羽の武勇/虎牢関の戦い/遷都/落日賦/壊滅曹操軍/玉璽/袁紹のたくらみ/磐河の戦い/白馬陣/和睦
〔付録〕
三国志関連地図
三国志ビジュアル 横山先生の中国取材メモリアル
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
49
これは戦国時代というのか? どこへ行っても首を跳ねられるばかり、ゴア表現が苦手な私には辛い1冊だった。そんな剣を一振りで首は落ちないでしょ!と、細かいことが気になって、あまり登場人物を把握できず。劉備率いる関羽と張飛は色んなところで加勢するも、足軽扱いに不満か? 呂布も登場し、段々増えていく登場人物の多さにしどろもどろになるが、まだ1/10しか読んでいない。頑張れ、私。2019/08/17
黒猫
18
反董卓連合の進軍が始まる。江東の雄、孫堅が先陣を切り、董卓を攻め立てる。しかし、孫堅の一人勝ちを危ぶんだ袁紹が早くも足を引っ張りにかかる。袁術と謀り兵糧を送らない。これが四世三公の名家のやることかー!と突っ込みを入れつつ。汜水関で華雄が待ち受ける。対して無名の関羽が一刀両断に処す。華雄の噛ませ犬っぷりに泣けてくるが、反董卓連合軍の前に立ち塞がる男。呂布強し!虎牢関の戦いは三国志序盤の見せ場。一騎討ちに子供の頃のワクワクした気持ちが蘇る。盤河の戦いの文醜も地味にカッコいい。董卓、和睦の仲介に入るとは(笑)2019/09/17
宮本篤志
16
曹操がボロボロになって負けてしまいます。やはり天下を取るような人は1度はボロボロになってしまうときがあるのかなぁと思いました。しかし、死んでもおかしくなかった状態で死ななかったのは、曹操にやらなければならない天命があったのだと思います。私達市民も生きているということは、曹操ほど大きくはなくても何らかの天命が与えられていると思うので、挫けずに頑張りましょう\(^^)/話は変わって、趙雲が登場しました!この時代は一騎打ちが多いのでしょうか?裏切りが多い時代な気がしますが、一騎打ちの最中に後ろから不意討ちなしか2016/12/05
0607xxx
15
政権を掌握した董卓を討つべく、立ち上がった曹操の檄に義軍集結。虎牢関の戦いを始め、息をつかせぬ数々の戦い。そして、曹操の危機など二転三転の展開は全く飽きさせない。敵味方関係なく数々の強者が登場し、まさに群雄割拠。面白い!2018/03/04
あつ子🐈⬛
12
「かつて 予言者が俺に言った 『君は乱世の奸雄だ』と よろしい 天よ我に百難を与えよ 奸雄ならずとも 必ず天下の一雄にはなってみせる」 董卓の追撃を辛くも脱する曹操。吉川三国志で夢中になって読んでいたあの頃を思い出します。 曹操を逃がすため、部下たちが命を投げ打って殿(しんがり)を戦う姿に胸が熱くなる。やっぱり今も昔も、曹操好きだ。 我が贔屓の趙子龍は登場したものの、未熟な曹操、まだ何者でもない劉備、姿すら見えない孫権(笑) 三英雄の登場にいまだ時を要する第三巻です。2020/03/18