エビデンス精神医療―EBPの基礎から臨床まで

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エビデンス精神医療―EBPの基礎から臨床まで

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  • サイズ A5判/ページ数 428p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260118491
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 エビデンス精神医療Evidence-Based Psychiatry(EBP)の基礎から実践まですべてをまとめた本邦初の成書。EBPを実践するために必要な理論的根拠を丁寧に解説するとともに、精神科の臨床シナリオに基づくEBP実践例を豊富に掲載。これまで身体医学中心であったEBMを精神医療に適した形で発展させた、すべての精神医療従事者待望の書。

内容説明

本書は、エビデンス精神医療Evidence‐Based Psychiatry(EBP)の基礎から実践までのすべてをコンパクトにまとめて提示することを意図。本書の第1の目的は、EBPのなぜ、つまりその理論的根拠をつまびらかにすること。第2の目的は、EBMの諸原則を精神医療に適する形で発展させることである。

目次

基礎編(なぜEBPか;EBPについての誤解を解こう;エビデンスとは;EBPの4ステップ)
理論編(治療に関する論文の批判的吟味;診断検査に関する論文の批判的吟味;評価手技に関する論文の批判的吟味 ほか)
実践編(初発の精神分裂病挿話から寛解した後、抗精神病剤は続けるべきか?;アルツハイマー病の幻覚妄想にはハロペリドールを何mg程度使用できるか?;痴呆を疑われる人のMini‐mental State Examinationが24点、どう解釈すべきか? ほか)
エピローグ―自分の知識をアップツーデートに保つために(EBPの勉強方法;どの雑誌を定期購読するか―Current Awarenessの勧め)

著者等紹介

古川寿亮[フルカワトシアキ]
1958年京都生まれ。1976年アメリカMissouri州Clayton高校卒業。1981年~82年フランスPoitiers大学人文科学部留学。1985年東京大学医学部医学科卒業。名古屋市立大学病院精神科臨床研修医、豊橋市民病院精神・神経科、南知多病院勤務を経て、1995年名古屋市立大学医学部精神医学講座助手。1997年カナダMcMaster大学医学部精神科客員教授併任。1999年名古屋市立大学医学部精神医学講座教授。専門は、感情障害の精神病理学・疫学・認知行動療法、社会精神医学、Evidence-Based Psychiatry。臨床疫学に関して5編、感情障害の精神病理学・社会精神医学に関して17編など約50編の英文原著論文のほか、『臨床精神医学講座』(中山書店)などに共同執筆。American Psychiatric AssociationのInternational Member,Cochraneの共同計画のDepression,Anxiety and Neurosis GroupのEditorを務める
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