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内容説明
宇宙に憧れ、将来は宇宙飛行士としてスペースシャトルを操縦することを夢見る高校生・氷室友美。そんな彼女が夏休み最後の夜に目にしたのは、無数の光る物体が空から降ってくる幻想的な光景だった。後に“星虫”と呼ばれるこの物体は、人間の額に吸着することで宿主の感覚を増幅させる能力を持った宇宙生物で、友美もすっかり星虫に夢中になってしまう。ところが、やがて人々の額で星虫が驚くべき変化を始めて―。幻の名作が大幅な加筆の上、復活。
著者等紹介
岩本隆雄[イワモトタカオ]
4月6日生まれ。大阪府在住。第1回ファンタジーノベル大賞の最終選考に『星虫』が残りデビューするも、すぐに10年の休眠に入る。今回のリメーク版『星虫』が、作者の目覚めの証になるかどうかは不明。未だ寝ぼけ気味。…ひっとして,これ、夢?
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデキ
34
お薦め頂いて読みました 一言、面白かったです 主人公たちの思いが、星虫を呼んでいたとしか思えないお話に子どもたちの未来を信じる気持ちにワクワクしてしまいました。 最初、読みにくいかな?と思っていましたが、 すぐにグイグイと引き込まれてしまいました2024/10/08
カッパ
23
【172】379【◯】ある日星が降ってくる。星は額に張り付く。そして段々と大きくなる。拒否すると取れるのだが。宇宙飛行士を目指す彼女だけは取らない。大きくなっていくのにだ。昔あった少年とともに抗う。寄生虫なのか?それとも?とドキドキしながら読み進める。オチも良かったし本当に夢がある作品だった。寄生されるのかという恐怖とまじっていい味だしてたわ。2017/05/04
有理数
20
宇宙からやってきた煌びやかな輝きを持つ虫・星虫。それは人間に額に宿り、宿主の感覚を強大に鋭く目覚ましいものへ変え、日に日に成長していく。そんな星虫と、宇宙を夢見る少年少女たちのジュブナイルSFです。ロマンチック! しかし、星虫、挿絵を見るとものすごいビジュアルです。これが日々巨大化するのですから、それと交流しようとする主人公たちはすごい度胸ですね。星虫の正体にはびっくりしました。全体的に主人公側に都合がよすぎる気もしますが、こころよい物語でした。宇宙すごい。面白かったです。2018/05/07
卯月
6
再読、星虫シリーズ1。宇宙飛行士(スペースシャトルパイロット)を目指す女子高生・氷室友美は、普段は猫を被り、才色兼備の優等生を演じている。友美を含む全世界50億人の額に、謎の宇宙生物“星虫”が吸着するが。七日間の物語。一日毎に“星虫”に対して掌を返す大衆。分かり易い馬鹿な悪役としての日米両政府の描き方は若干疑問だが、夢を追い求める素晴らしさと、生半可な覚悟では叶わないという事実を突き付ける良作ジュヴナイルSF。友美ほどの信念、どれだけの人間が持っているだろう? 30代で読んでも、見習わねばならないと思う。2013/11/09
た〜
5
久しぶりに読んだけれどやっぱり面白い。寝太郎君の星虫は将来どんな○○○←(ネタバレ自粛)になるのだろう2012/04/07
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