新戦史シリーズ 悪魔の魚雷艇

ブリューア，ウィリアム・Ｂ．【著】〈Ｂｒｅｕｅｒ，Ｗｉｌｌｉａｍ Ｂ．〉/井上 寿郎【訳】

朝日ソノラマ（1988/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 309p／高さ 15X11cm
• 商品コード 9784257172062
• NDC分類 391.27

内容説明

潜入、必殺の魚雷艇奮戦記！後年の米大統領ケネディも若き艇長として活躍した魚雷艇。この暴れ者には日本軍も手を焼き、悪魔の魚雷艇という異名をつけた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[植田 和昭]

マッカーサーのフィリピン脱出に始まり、ソロモン、ニューギニア、フィリピン戦について主に書かれています。PTボートの活躍。海のギャングみたいです。日本軍は、魚雷艇によって補給路が絶たれ大変な苦労をします。スリガオ夜戦での待ち伏せ攻撃も見どころです。日本には高出力の船舶用小型エンジンがなかったので航空機エンジンを改造したものを乗せて魚雷艇を作っていましたが、こちらの方は活躍しなかったようです。ケネディの話も出てきます。戦後も戦友をホワイトハウスに招いて食事会をしています。日本の政治家で前線で戦った人はいない。

2024/02/17