Lecture books<br> 突然変異幻語対談―汎フィクション講義

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突然変異幻語対談―汎フィクション講義

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784255880365
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0390

内容説明

空前絶後・一読驚愕の筒井版文学原論。書き下し“往復書簡”200枚。

目次

第1章 幻語論講義
第2章 交通する文章論
第3章 突然変異的虚構講義
最終章 タダノ教授連、柳瀬助教授と語る
参考資料1「アナ・リヴィア・プレーラベルの章」(抄訳)
参考資料2 猫ンピュータと同棲半年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

渡邊利道

1
『フィネガンズ・ウェイク』翻訳をはじめた頃の対談。筒井康隆は作者一、二を争う傑作の『残像に口紅を』と一、二を争う失敗作の『唯野教授』執筆中のもので、理論と実作についての非常に深い溝を感じさせる本でもある。柳瀬教授の怪しさも全開で、紹介する様々な実験ものがどれも面白そうで困った。あと筒井のウルフやジョイスなどについての意見が読めるのも興味深い。2017/11/11

ooto

0
『不思議の国のアリス』を「イメージ化・映像化を拒否しようとした作品」と捉えるのはテニエルの挿絵やディズニー版に親しみ、既にイメージ化を完了している人間にとっては刺激的な論に思える。そんなルイス・キャロル論的なものも交わしつつ、言葉遊びの深いところまでを語り合う往復書簡形式の第二章が面白い。2015/10/15

ビーフハート

0
興味深く、妙味深い、特異かつ精密かつ大胆な言語の名手お二方による対談。2006/01/23

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