出版社内容情報
特定のハードに依存しない領域分割法を用いた並列有限要素解析のアルゴリズムと実装につき解説〔内容〕平列処理/平列有限要素解析/領域分割法/メッシュ生成/領域分割法の性能評価/大規模弾性構造解析/大規模弾塑性構造解析/実例
【目次】
1. 序論
1.1 大規模有限要素解析
1.2 本書の目的と構成
2. 並列処理
2.1 はじめに
2.2 並列効率
2.3 並列計算機
3. 並列有限要素解析
3.1 はじめに
3.2 直接法
3.3 反復法
4. 領域分割法
4.1 はじめに
4.2 弱形式による定式化
4.3 共役勾配法による領域分割法
4.4 前処理付き共役勾配法
4.5 領域分割法の特徴
5. 領域分割法の並列計算機への適用
5.1 はじめに
5.2 データ割り当て
5.3 プロセッサ間での役割分担
5.4 階層型領域分割法
5.5 ヘテロジニアス環境への適用
6. 領域分割法のためのメッシュ生成
6.1 はじめに
6.2 有限要素法のためのメッシュ生成
6.3 領域分割のためのメッシュ生成
7. 領域分割法の性能評価
7.1 はじめに
7.2 生成メッシュ精度
7.3 逐次処理による有限要素法との比較
7.4 最適領域分割数
7.5 並列効率
7.6 収束の高速化
8. 大規模弾性構造解析
8.1 はじめに
8.2 原子炉圧力容器モデル
8.3 異機種間での性能評価
8.4 データの並べ替えによる効率化
8.5 インターネットを利用した並列計算
8.6 原子炉圧力容器の解析
8.7 超大規模解析
9. 大規模弾塑性構造解析
9.1 はじめに
9.2 領域分割法の非線型問題への適用
9.3 大規模解析
10. DDMプログラムの実例
10.1 はじめに
10.2 入出力データの形式
10.3 変数・関数の説明
10.4 実行方法
11. 参考文献
12. 索 引
内容説明
本書は、超並列計算機による高速化が、今後の科学技術にますます貢献することを念頭におき、計算力学のための超並列計算手法について解説したものである。内容は主に固体力学の有限要素法、それも領域分割法について述べているが、示された手法は流体力学や電磁場など他の分野にも比較的簡単に応用することができる。また、差分法や境界要素法の並列計算手法にも本手法は有効である。また、最後の章にはパソコン上にも実装可能な汎用並列ライブラリを利用した、有限要素法による弾性構造解析並列プログラムを解説し、そのコードを添付のフロッピーディスクに収めている。
目次
1 序論
2 並列処理
3 並列有限要素解析
4 領域分割法
5 領域分割法の並列計算機への適用
6 領域分割法のためのメッシュ生成
7 領域分割法の性能評価
8 大規模弾性構造解析
9 大規模弾塑性構造解析
10 DDMプログラムの実例
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