出版社内容情報
培養した細胞・組織を使った系で行う各種毒性試験法を具体的に解説。〔内容〕培養による毒性試験の特性/検体の取扱い方/細胞毒性試験法/臓器特異性細胞毒性・機能毒性の検出法/変異原性試験/癌原性試験/生殖・発生毒性試験/他
【目次】
1. 総 論
1.1 細胞毒性の考え方
1.1.1 In vitroの毒性学の基礎
1.1.2 毒性試験薬系における組織培養の地位
1.1.3 細胞培養法を応用した毒性試験の基準
1.2 培養による毒性試験の特性
1.2.1 動物実験など他試験との違い
1.2.2 動物実験代替法として,組織培養を用いた毒性試験法の必要性
1.3 細胞毒性試験に及ぼす要因
2. 各 論
2.1 検体の取り扱い法
2.1.1 化学物質の調製・処理法
2.1.2 大気汚染物質の調製・処理法
2.1.3 バイオマテリアル(難溶性物質)の調製・処理法
2.2 細胞毒性試験法
2.2.1 細胞増殖阻害
2.2.2 96ウエルプレートを使った細胞増殖阻害毒性試験
2.2.3 コロニー形成阻害
2.2.4 細胞生死判別法
2.2.5 寒天重層法
2.2.6 細胞機能毒性
2.3 臓器特異性細胞毒性・機能毒性の検出法
2.3.1 腎 臓
2.3.2 肝 臓
2.3.3 筋 肉
2.3.4 骨
2.3.5 神 経
2.3.6 内皮細胞
2.3.7 眼
2.3.8 造血細胞
2.3.9 免疫細胞
2.3.10 マクロファージ
2.4 変異原性試験
2.4.1 染色体異常試験
2.4.2 姉妹染色分体交換(SCE)試験
2.4.3 In vivo/ in vitro不定期DNA合成試験
2.4.4 DNA鎖切断の検出法
2.4.5 遺伝子突然変異試験
2.4.6 培養細胞小核試験
2.5 癌原性試験
2.5.1 トランスフォーメーション
2.5.2 代謝協同
2.5.3 発癌プロモーター―癌遺伝子導入細胞株を用いる検索試験
2.6 生殖・発生毒性試験
2.6.1 催奇形性
2.6.2 配偶子・初期胚の染色体異常
2.6.3 胎児(羊水)染色体異常
2.7 培養細胞の品質管理
3. 付 表
4. 索 引
【編集】
日本組織培養学会
【編集委員】
黒 田 行 昭, 佐 藤 温 重
祖父尼 俊 雄, 二階堂 修
【著者】
赤 池 敏 宏, 乾 直 道
市 原 明, 梅 田 誠
江 藤 一 洋, 越 智 宏
岡 本 正 志, 小沢 エイ二郎
大 沢 基 保, 大 塚 文 徳
梶 井 正, 上 口 勇次郎
川 原 大, 久保田 一 雄
粂 井 康 宏, 黒 田 行 昭
五 島 喜與太, 小 林 明
輿 貴美子, 佐々木 澄 志
佐 藤 温 重, 佐 藤 和 子
早乙女 京 子, 塩 田 浩 平
重 信 弘 毅, 祖父尼 俊 雄
高 橋 信 夫, 田 中 憲 穂
立 野 裕 幸, 津 田 弘 久
土 屋 利 江, 中 村 正 明
中 村 好 志, 二階堂 修
紀 氏 健 雄, 萩 原 康 子
降 旗 千 恵, 堀 眞一郎
松 下 晃 忠, 宮 原 龍 郎
三 浦 恭 定, 水 澤 博
美 甘 和 哉, 室 田 誠 逸
森 俊 雄, 森 本 兼 曩
安 光 英太郎, 山 影 康 次
渡 辺 正 己
目次
1 総論(細胞毒性の考え方;培養による毒性試験の特性;細胞毒性試験に及ぼす要因)
2 各論(検体の取り扱い方;細胞毒性試験法;臓器特異性細胞毒性・機能毒性の検出法;変異原性試験;癌原性試験;生殖・発生毒性試験;培養細胞の品質管理)