出版社内容情報
小学3年生のゆうとは、ふみきりでペンギンの話を聞く。るりは、白いヘビのうわさを確かめたい。ななこは、鏡のなかのライオンと会う。そうすけは、天気占いをするフクロウが見える。「ふつうってなんだろう?」という不安な気持ちにたいして、決めつけず、気にせず、それぞれの子どもたちの自分らしさを肯定する。おくはらゆめの作絵による、やさしい物語。版元を超えて活動する「らいおんbooks」編集による読み物作品の第二弾。
内容説明
ゆうとはペンギンの話を、るりは白いヘビのうわさを、ななこは鏡のライオンを、そうすけはフクロウの占いを、聞いたり、見たり、かんじたり…。「ふつうとは?」を決めつけず、それぞれの自分らしさを肯定する、ある町の小学三年生の物語。
著者等紹介
おくはらゆめ[オクハラユメ]
1977年、兵庫県生まれ。辻学園日本調理師専門学校卒業。『くさをはむ』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞を、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で日本絵本賞を、『わたしといろんなねこ』(あかね書房)で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
165
不思議なことが起こっている。子どもはそれに気づいている。大人になると見えなくなるけど。誰もいない公園、学校の隅っこにある大きな鏡、想像するだけで少しドキドキするお話は、それほど怖いものではなく、なぜか愉快なもの。友だちは一人だけではないし、友だちはいろいろ。いろんな考え方や思いがあって、みんな得意と苦手があって。同じものなのに面白かったりつまらなかったり、理由はよく分からないけど、みんな違うみたい。ふつうってなに、それもよく分からないし、ふつうじゃないも分からない。それぞれの立場を尊重するって大切なこと。2025/05/21
☆よいこ
97
児童書。登場人物は3年生だけど幼い印象▽左利きをバカにされたゆうとは、ふみきりのバーについたひらひらを握ってパワーを充電する。ふみきりの向こう側に鉛筆を握った右利きのペンギンがいた/るりはななこと一緒にへび公園の謎を調べたいと思っていたのに、ケンカしてしまう/鏡の中にライオン/ふくろうが図書館で下駄を飛ばして天気占い▽ちょっと不思議なものが見えちゃうファンタジー。ぐるっとまわってハピエン。みんな色々考えちゃうけど優しいね。2024.10刊2025/05/23
ぶんこ
35
小学校の子どもたちが、普通では有り得ないペンギンや蛇、ライオンとおしゃべりします。左利きが変わっていると言われて悩む子。左利きは珍しいからこそ、胸を張っていいんだよ、と言いたい。(私は高齢者ですが、今でもテレビなどで左利きの人をみると、いいなぁて思います)蛇もライオンもかわいい。ライオンの三つ編みなんて最高です。2026/03/22
わむう
30
2025年青少年課題図書。中学年の部。3年生の子どもたちがペンギンやフクロウ、白ヘビやライオンなど、自分にしか見えない動物との会話や体験を通して自分らしさを見つけていく7つのお話。2025/07/07
葵
27
#NetGalleyjp。児童書。今年の読書感想文コンクール課題図書。小学生達がそれぞれ出会う不思議な出来事。ふみきりで、ペンギンに左利きを馬鹿にされた子や、公園のヘビの遊具のベロが出るという噂を調べる子、その子に「ふつうじゃない」と言ってしまった子…七編のそれぞれの小学生のお話が、最後には輪になった印象。「ふつうってなんだろう」と考えさせてくれるお話。正直、多様性をあんまり声高に押し付けるものにはちょっとウンザリするのだが、このくらいふんわりならいいかな。大人は「ふつう」って使いがちだから気をつけねば。2025/05/24




