内容説明
昭和十六年二月、第一航空戦隊参謀源田実は、連合艦隊司令長官山本五十六の真珠湾攻撃構想を知らされた。奇想天外と花々しさを好み、「航空主兵・戦艦無用論」を唱える山本に共鳴する源田は作戦を立案。同年十二月、日本海軍の奇襲により、太平洋戦争の火蓋が切られた―。国運を賭す幾多の大作戦に際し、勝敗を左右する中核の航空参謀として、奇才を揮った源田実の実像を描く。
目次
ハワイ奇襲に燃える
理想の名将
無我の境
幻の真珠湾第二撃進言
快勝また快勝
危うしインド洋作戦
乱れる連合艦隊司令部
その名も源田艦隊
東郷・秋山と山本・黒島・源田
魔訶不思議な主力部隊出動〔ほか〕