内容説明
映画監督にとって「勝利」とは何なのか?アニメ界一の論客である押井守が、さまざまなタイプの監督たちの勝利条件をピタリと言い当て、ズンバラリと斬る。
目次
常勝監督の悲劇
キャメロンの冒険
押井守の発明品
三池崇史の気質
手塚治虫の功罪
ヴェンダースの祝福リンチの呪縛
チャンバラ映画の消滅
深作欣二の動機
タルコフスキーの執念
樋口真嗣の理論〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Iwata Kentaro
7
実に面白かった。2022/09/21
かひち
4
5 - Mediocre(凡庸) 雑誌の連載記事の単行本化。 口語体のインタビュー形式となっており、押井節を楽しみたいなら読む価値あり。 ただし、内容の半分以上がサッカーを始めとしたスポーツについての雑談であり、スポーツがわからない私には非常に退屈だった。2021/12/18
まめタンク
3
2020年6冊目。相変わらずの押井節です。個人的には、押井監督がアニメ界では一番の天才なのではないか?とさえ感じます。宮崎駿監督はNHKのドキュメンタリーよろしく朝から晩まで(めんどくさい、めんどくさい)と言いながらタバコをくわえて、ペンを握っているけれど、基本的に押井監督は絵は書かない。かつハードワークもしない。でも押井監督作品は世界的に評価されている。日本で言うと、うる星やつら2ビューティフルドリーマー。適当でありながら適切、押井的映画論は本作でも現在です。2020/01/10
綾瀬
3
誰だって負けないなんてことない。勝ち負けでいうなら王道行けばいい。だが、それでも社会に訴えるべきこと(テロや難民問題など)を成し遂げようとする姿勢自体がすでに負けとされている。それでも続けた先をこの本は語っていると思う。(重度の押井教信者)2011/02/05
たれっくま
2
駄作を作っちゃイカンし、売れすぎてもイカン。生き残るためにはそこそこ当たりゃあいい。…というのが監督の持論なのね。樋口真嗣監督に関するお言葉は、正にそのとーり!と膝打ちっぱなしだった。押井監督のやりたい事って、映画を観てるとそれなりに伝わってくるけど、樋口監督のはまるで判らん、というか「ホントにそれでいいのか、アンタ」と突っ込みたくなるような代物だったんだもん。押井監督、機会があったらもっと樋口さんをいじめてやってください。2011/10/10
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