内容説明
グラマンF6F72機がトラック島東北東から迫りつつあった。海戦の主役が空母から航空機に移った昭和十九年、日本海軍創設以来、最も長い悪夢が始まった―横山信義『我、奇襲に成功せり』。慶応四年、新政府に江戸城を明け渡した徳川幕府の陸軍部隊が、武器を携って消えた。激戦の宇都宮攻防戦を描く―大山格『アッカラケ』。最強のファイター・パイロット三名が太平洋上でベイルアウトする事故が発生。その瞬間、異常な体験に襲われたイーグル・ファイターの極限風景は。―佐藤大輔『晴れた日はイーグルにのって』。書下し競作ヒストリカル戦記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小太郎
12
こういった架空戦記物は大好物です。3篇 横山信義いつも通りの戦艦対決、大山格の幕末もの。そして佐藤大輔さんは少し毛色が変わった異世界ものです。2018/01/09
月をみるもの
11
上野/会津/長岡の戦いに比べると、ほとんど描かれることのない戊辰戦争栃木編を描いた「アッカラケ」。完全創作の釣り天井のほうが有名な宇都宮城だが、今度行った時には戦跡(まだなんか残ってるのか?)をめぐってみたい。2022/01/19
a_sue
0
1999/11/17 21:41
権三郎
0
2025年一冊目はこれ。再再読くらいかな。逆さまの真珠湾や歴史がひっくり返るかもしれない幕軍(の脱走隊)と薩長の闘いも良いけど、やはり白眉は三編目の佐藤大輔の短編。あまりに早く亡くなってしまったのが残念です。2025/01/03
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