感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
53
存在はあったものの、ずっと銀河帝国と自由惑星同盟の陰に隠れて息を潜めていた第三の国家・フェザーン自治領が遂に動き出した。最終的に自国の覇権を優勢させようと策謀を巡らしていたフェザーン自治領だったが…ラインハルトが率いる銀河帝国に勝る狡猾さは見出せないし、自由惑星同盟のヤンほど智略に長けた指揮官もいない。無謀すぎる計略が与えた影響、それは辛うじてバランスを取っていた3国の関係に一石投じたことにより、事態は一挙に「戦」へと傾いてしまうという計り知れないものだった。敵を見誤ること、それはここでは破滅を意味する。2022/06/12
たち
38
とても面白くなってきたところで終わってしまい、続きを購入しなかった事が悔やまれました。フェザーンに配属されたユリアンがとんでもなく大変な目に会いそうで心配です。それにしても、永遠に続く国家も文明もあるわけ無いのに、私も含め、みんな忘れているんだなぁ。2021/10/23
keisuke
11
再読。3~5巻は一続きだな。ヤンとラインハルトが同時にフェザーンからの進行を思いつく、気づくっていうのは、やっぱり同レベルの人間がいて競ってこそ、進化・変革とかが起きるんだってことか。ロイエンタールのフラグは随分早くから出とったんやな。2016/07/13
ころも
11
ラインハルトがついに「カイザー」と呼ばれて加速する彼の権威を感じずにはいられない…。一方ヤンは相変わらず権力者からの足引っ張られ感がすごい。引き離されてしまったユリアン、大丈夫かしら。唐突にきた親離れ子離れのとき…。うん、ロイエンタールとシェーンコップの一騎打ちにはドキドキした!2012/11/28
Mzo
10
まさに「謀略篇」ですね。歴史小説などでも謀略戦は大好きなので、大きな戦いはあまりなくともわくわく。謀略というには小賢しいものも混ざってますが…。これだけの作品を、先入観なしで読めるのは幸せです。2020/05/31