文春文庫
汝みずからを笑え

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167588069
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「本書を手に取っている人にいいたい。あなたは幸運だ。千載一遇のチャンスといってもいい」(まえがきより)。その理由とは(笑)?「文章の書き方」「日本の夫のジレンマ」「こうすれば景気はよくなる」「中年女が最高」「柴門ふみに反省を求める」などなど、深遠なテーマを「笑い」に包んで哲学する、ご存じ土屋センセイのエッセイ集。

目次

文章の書き方
編集者からの電話
百年後に開けるタイムカプセルに何を入れるか
不忍池の思い出
英語公用語論では手ぬるい
下にもおかぬもてなし
日本の夫のジレンマ
遺書―友人の娘Z子様
叱られて
ここ五百万年をふりかえって〔ほか〕

著者等紹介

土屋賢二[ツチヤケンジ]
昭和19(1944)年岡山県生まれ。お茶の水女子大学教授。五十歳のとき「われ笑う、ゆえにわれあり」を出版
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

75
相も変わらずフザケまくりです(笑)。しかしながらキレキレのユーモアは圧巻です。前半は良かったのですが後半は鳴りを潜め、真面目とユーモアの境目が分からなくなりますので注意が必要です。また、門下生の柴門ふみ氏が先生を論破している個所は呻りました。先生も論破された割にはなんだか嬉しそうな感じがしているのを読んでいて伝わってきました。 2016/09/06

優希

73
抜群のユーモアセンスがあります。短めのものから少し長めのものまで文章にバラつきが見られますが、キレがいいのでサクサク読めます。深いテーマを笑えるように哲学していて面白い。アホらしい感じはありますが、そこがいいところだと思いました。2016/02/06

ehirano1

62
再読。「批判」は何かを守るため、一方「ユーモアや笑い」は何も守らない、ただ破壊のみ。しかし、「ユーモアや笑い」は不幸に立ち向かう武器になる、と。フムフム、これは興味深いです。本書ではこの辺をかなり真面目に論じられていますが、最後に土屋流ユーモアでひっくり返して台無しにしています・・・・・「破壊」の意味が違うでしょうに!どうしてこの人はこうなのか・・・・・。2016/10/17

10$の恋

44
土屋さんの本を読むといつも思い浮かぶのが「駄菓子屋」さん。比喩的にね。そして土屋さんが非常にユニークな店主ってところ。店内にはB級お菓子が並び、ちょっとした魅惑の空間。コリスガム、蒲焼さん太郎、カレーせん、酢イカ、クーピーのラムネetc…土屋さんのアリガタイ話を例えるならそんな感じ♪ちょっぴり胡散臭い講話の陳列だが、手に取って味わいたくなる。「アハハ、いいねコレ」てな感じかな?今作は哲学者らしき文言もチラリとご披露してたよ。巻末の助手さんのコメントもユニーク♪心ウキウキするから、また寄らせてね、土屋先生!2021/07/02

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

43
気づいたらまた土屋先生の本を手にとっていた。土屋先生本4冊目。本書は、通販生活や文藝春秋などの雑誌に掲載されたエッセイをまとめた1冊。それだけに、内容やページ数にはばらつきがあるが、相変わらず土屋節は全開。ひねくれた内容とブラックジョークで、何度も笑いの波にのまれそうになった。よくこんな屁理屈をとあきれながらも読まずにはおられない。しかし、とぼけているようでも的を射ている。今回の解説は、なんと、何度かエッセイに面白おかしく登場するあの助手さん。さすが土屋先生の助手さんだけあってこちらも笑わせてくれた。2021/01/10

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