出版社内容情報
ジャズ・フリーク筒井康隆がこよなく愛する古今の名ナンバーを題材に、ときに恐怖、ときに爆笑、ときに楽しい十二の物語を紡いだ
内容説明
ルイ・アームストロング、アート・ブレイキー、ソニー・ロリンズ、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイ…。名手の演奏するジャズの名ナンバーに触発されて描く、筒井康隆ならではの華やかな12の短篇集。恐怖あり、笑いあり、ファンタジーあり、ショートショートあり。解説は、畏友・山下洋輔氏による筒井康隆論65枚の力作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
89
ジャズに詳しい人なら楽しめると思いました。ジャズのナンバーにのせた短編と筒井サンが選んだジャズの名盤紹介が華やかでした。ファンタジーにショートショート、笑いあり怖さありの短編はなかなか面白かったです。ジャズの名盤は知らないものばかりなので、これを機に音楽好きなので聴いてみようと思います。ジャズをあまり知らないのでちょっとピンと来なかったです。2015/11/05
10$の恋
42
まず始めに言う、小難しくない。ジャズをテーマにした12の短編は、フリージャズが苦手な私でも楽しめた♪もちろんジャズのアーチストとか楽曲がふんだんに出てくる各話だが、ウンチクを語る面倒くさい話とは全然違う。ここにも「筒井ワールド」が展開されてユーモアを奏でている。あ!これが文章ジャズなのか!筒井大先生自体がジャジーなのね♪この本の半分は短編集(12話)、あとはジャズ曲の紹介と『山下洋輔(ジャズ・ピアニスト)』の解説。筒井大先生、なんとピアノ演奏とサックスが吹けるそうな!!おみそれいたしやした〜🙇♬2023/11/03
再び読書
20
ある意味山下洋輔氏との共作と言っていいくらい解説が長くてびっくりした。しかし、全編にに感じられるジャズへの造詣が楽しい。また短編も洒落が効いていて面白い。「陰謀のかたち」がブラックユーモアで面白い。ジャズの入門書とみても良い内容とも思える。また筒井御大のフリージャズフレーズも聞いてみたくなる。2014/11/08
TSUBASA
15
タイムマシンで1916年のニューオリンズに来た夫婦が、原初のジャズに耳を傾けながら出会った頃を思い出す『ニューオリンズの賑わい』ほかジャズをテーマにした全12編のショートショート。各作品で取り上げられた曲の元ネタのディスク情報も載ってるので、ジャズは素人だけど聞きながら読むのが楽しい。良かったのは原曲さながらのドタバタ劇『チュニジアの上空にて』、命を助けたライオンとのセッション『ライオン』。そして解説も中々筆が乗っていて興味深い。筒井の音楽的側面にあまり触れてこなかった分、さらに読みたい本が増えた。2026/06/23
ハイちん
12
マンガの影響で4月ごろからジャズを聞くようになった。少しは知識がついて、こういうジャズをモチーフにした小説も楽しめそうな気がして読んでみた。小説にでてくる曲の中で聞いたことがあったのは、セロニアスモンクのラウンドミッドナイトだけで、あとはサラヴォーンとかエラフィッツジェラルドとか、歌手の名前は知ってるんだけど曲を聞いたことはなかった。まだまだジャズマニアとは言えなさそう。小説の内容はけっこう面白くて、掌編っといってもいいほど短いページ数ながらもストーリーの構成がしっかりしていて、オチがあって、楽しめた。2016/09/26
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