出版社内容情報
戦局は煮つまってきた。健闘する日本軍はついに奉天に迫る。しかし海上ではロシヤは総力をあげてバルチク大艦隊を日本へ派遣した
内容説明
旅順口戦から解放されて北上した第三軍を加えた満州軍の奉天戦は勝利はしたが、これまでの損害が余りに大きく兵力は底をついた。一方、はるばる欧露から航行してきた大ロシヤ帝国の威信をかけたバルチク艦隊が日本にせまった。戦争の長期化を避けるには完璧にこれを撃破しなければならない。果してそれは可能なのだろうか。
目次
クロパトキンの誤断
乃木第3軍苦闘
3月8日の攻防
3月9日の暴風
奉天落城
バルチク艦隊迫る
カムラン湾
バルチク艦隊の苦悩
決戦まで
対馬海峡
敵艦見ゆ
Z旗揚がる