文春新書
県民性の日本地図

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601660
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0225

内容説明

「おクニはどちらで?」「○○県です」「ホォ、努力家で働きものの多いところですなァ」―そんな会話がいまも交される。全国が均質化される中でも、それぞれの地方の特性、特有の気質は根強く生きているようだ。その特性はいかに形づくられたのか。縄文・弥生から江戸時代の藩、近代以降に至る長い歴史の中に、地域性の由来をさぐる。

目次

県民性を生み出したもの
東の文化と西の文化
北海道と東北地方(青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島)の県民性
関東地方(群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川)の県民性
江戸と東京の気質
北陸地方(新潟・富山・石川・福井)と山陰地方(鳥取・島根)の県民性
東海地方(静岡・愛知)と三重県、甲信地方(山梨・長野)と岐阜県の県民性
京都人の気質
大阪人の気質
近畿地方(滋賀・兵庫・奈良・和歌山)の気質
瀬戸内海沿岸(岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛)の気質
九州北部・中部(福岡・佐賀・長崎・大分・熊本)の気質
高知県・九州南部(鹿児島・宮崎)、沖縄の気質
藩と県民性、そして地方の将来像

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学科博士課程修了。現在、明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学、比較文化的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組んでいる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

172
全国の県民性が歴史的に書かれていたのでよかった。2015/06/20

遊々亭おさる

12
人の性格や思考に多大な影響を及ぼすかもしれない県民性が出来上がるまでのルーツを、古くは縄文・弥生時代まで辿りながら各都道府県の県民性を解説した一冊。全国津々浦々、高速道路網で結ばれ、北海道まで新幹線が走るようになった現代では日本全国平均化の波を避けられないところかと思いながらも、少なくとも血液型での性格判断よりは信がおけ、人付き合いの参考になるかと。同じ豪雪地帯のはずなのに、青森と北海道ではその県民性ががらりと変わる謎の解明などトリビア的な興味が満たされます。兵庫県や静岡県などは県民性の総合商社みたいや。2016/03/27

Yohei

5
県民性のルーツを47都道府県分、新書のサイズで網羅してるため、一つ一つの情報が薄い。2019/01/08

あじさい

4
東北出身の主人の粘り強さの所以が良く理解できました。 県民性関連の本にはまりそうな予感。2012/06/05

BIDDULPH

3
厳しい自然と戦う生活が繰り返されることで培われた根気強い東北人気質。骨身を惜しまず黙々と働き向学心は人一倍あるという富山県民。才覚がありよく働くと言われ人口比で社長が最も多い福井県民。明日のために蓄えず金がなくなればまた稼げば良いという楽天的な大阪人。周りの声には耳をかさず、酒好きで気が荒く、気乗りがしないと見向きもしない高知県民。豊かな自然に恵まれあくせく働かなくても豊かに過ごせるため、何ごともほどほどで良いとする沖縄県民。毎年話題になる全国学力テストのベスト3とワースト3の裏付けのように読み取れる。2012/02/18

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