字が汚い!

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163906317
  • NDC分類 728.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

マンガ解説者として活躍する著者は自分の字の汚さに愕然。ペン字練習帳に挑戦し、作家の書き文字を検証。悪戦苦闘の日々が始まった。自分の字の汚さに、今さらながら愕然とした著者(52歳)は考えた。

なぜ自分の字はこんなに汚いのか、どうすれば字はうまくなるのか、字のうまい人とヘタな人は何が違うのか、やっぱり字は人を表すのか……。



そんな素朴な疑問を晴らすべく、字の汚さには定評のあるコラムニストの石原壮一郎氏、女子高生みたいな字を書くライターのゲッツ板谷氏、デッサン力で字を書く画家の山口晃氏、手書き文字を装丁に使うデザイナーの寄藤文平氏らに話を聞き、作家や著名人の文字を検証し、ペン字練習帳で練習し、ペン字教室にも通った。その結果、著者の字は変わったのか……!?



美文字になりたくてもなれないすべての人に捧げる、手書き文字をめぐる右往左往ルポ!



【目次より】

■子供の頃から「字が汚い」と言われていた

■石原壮一郎さんの字の汚さは“病気レベル”!?

■編集者からの手紙の文字も千差万別

■『30日できれいな字が書けるペン字練習帳』に挑戦!

■当代随一の絵師・山口晃さんの文字は……?

■ポイントは〈道具・メリハリ・ひと手間〉

■悪筆ナンバーワン作家は誰だ!

■筆跡を変えれば性格も変わる!?

■丸文字はいつどのようにして生まれたのか

■“いい感じの字”は図形的に書くべし!

新保 信長[シンボ ノブナガ]

内容説明

字の汚さには定評のあるコラムニストの石原壮一郎氏、女子高生みたいな字を書くゲッツ板谷氏、デッサン力で字を書く画家の山口晃氏、手書き文字を装丁に使うデザイナーの寄藤文平氏らに話を聞き、作家や著名人の文字を検証し、ペン字練習帳で練習し、ペン字教室にも通った。その結果、著者の字はどう変わったのか…!?手書き文字をめぐる右往左往ルポ。

目次

第1章 なぜ私の字はこんなに汚いのか?(自分の手書き文字に絶望する;子供の頃から「字が汚い」と言われていた ほか)
第2章 練習すれば字はうまくなるのか?(『30日できれいな字が書けるペン字練習帳』に挑戦!;みんな文字で悩んでる ほか)
第3章 字は人を表すのか?(悪筆ナンバーワン作家は誰だ!;筆跡を変えれば性格も変わる!? ほか)
第4章 字にも流行があるのか?(昔の人の字は立派だった?;キミはゲバ字を知っているか? ほか)
第5章 「うまい字」より「味のある字」をめざせ!(寄藤文平さんの字は蛭子さんが元ネタだった!;“いい感じの字”は図形的に書くべし! ほか)

著者等紹介

新保信長[シンボノブナガ]
1964年大阪生まれ。東京大学文学部心理学科卒。流しの編集者&ライター。『SPA!』などの雑誌に携わりつつ、単行本やムックの編集・執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

281
タイトルのまんまで、著者の「自分の字はなんか汚い」という気づきから、「自分の字はどのへんが汚いのか?」「なぜ字が汚くなるのか?」「どういう字がうまいのか?」「字から人間性は読み取れるのか?」「出版業界の人々はどんな字を書いているのか?」「そもそも字がうまいってなんだ?」などの内容を、取材などを通じて考えていく一冊。別に読んでも字が上手くなるわけではなく、むしろ自分のありのままの字を受け入れてしまうかもしれない。おもしろいっちゃおもしろいが、図書館で借りて一読すれば十分な内容にも思う。2018/03/06

kinkin

130
自分の手書き文字に絶望する著者。どうして字が汚いのか、 練習すれば字はうまくなるのかの章ではペン字練習本の研究と実践や筆記具についても触れている。第3章では悪筆ナンバーワン作家のことや政治家の手書き文字のことが面白かった。(石原慎太郎氏の字もすごい・・)政治家これは私も新春の党首が一年の抱負を書く番組で書いたのを見たことがあったので納得。ほんとに下手な人いるね。ワープロやパソコンのおかげで字を書くことが減ったけど字の下手なのはそれとは関係ないことを自分の字を見て強く感じた・・・2018/02/01

風里

85
筆者がどうしたら字が上手くなるのか?と試行錯誤するお話。 字の上手い人に聞く、美文字本を買う、教室に習いに行く。 漫然と書き連ねてもキレイには書けない。うん、確かに。 文体が話口調なせいか読みやすく、意外と面白かった。 六甲おろしでなくそれ行けカープだったらもっと良かった(笑)2018/08/17

どんぐり

83
「なぜ自分の字はこんなに汚いんだ」と、思ったことがない人はいないだろう。著者は、あまりにも自分の字が汚いのでペン字教室に通ったり、筆跡診断士に字をみてもらったり、楷書や行書に凝ってみたり、と美しい字を書くことに挑む。果たして字はうまくなったのか、これはその試行体験。子どもっぽい字と大人っぽい字、政治家と作家たちの判読できない字、ゲバ字と丸文字、味のある字などの写真も満載。結局、きれいな字を書く極意は「ゆっくり丁寧に書く」ことに尽きるようだ。2018/04/18

ゆうちぃ

64
著者が阪神タイガースファンなのでいろいろな人に「六甲おろし」の歌詞を手書きさせ載せているのに爆笑。ゲバ文字がヴィレッジヴァンガード文字に近いとか、丸文字の一時の隆盛、街角のメニューや絵馬の手書き、チラシまで、著者の眼が鋭く注がれている。また各章の表紙に著者の手書きあり進化を見れて、これまた非常に面白い。 写真家アラーキーの字が芸術的に上手いなど、作家の字が、作品と全然印象違っているのも興味深い。 著者が同じ文字練習しゲシュタルト 崩壊したり、ぺんてるのエナージェル愛用されてる点激しく同意!本当面白かった。2023/12/06

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