魔術師―三原脩と西鉄ライオンズ

魔術師―三原脩と西鉄ライオンズ

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  • サイズ B6判/ページ数 549p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163551005
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

出版社内容情報

読売王国から追放された一人の天才。流れついた最果ての地で任されたのは超弱小球団だった。男は巨人「読売」に再び戦いを挑む!

内容説明

選手引き抜きからライバル球団潰し。日本のプロ野球の歴史は誕生の瞬間から現在まで、「巨人」読売新聞の強大な支配のもとで編まれてきた歴史だった。力を背景に君臨する読売王国から追放された一人の男。関門海峡を渡って流れ着いた九州の地でまかされたのはノンプロもどきの弱小球団。男は、西日本鉄道の九州一国論を背景に、中央集権国家の牙城、東京に再び闘いを挑む。

目次

巨人軍再建
連判状事件
大地主の息子
天才の萌芽
プロ野球契約選手第一号
西鉄ライオンズ誕生
読売支配
田舎球団
二番打者
超二流〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

futabakouji2

4
超ボリュームで6日間かけて読みました。三原修に焦点を合わせたノンフィクションで西鉄ライオンズの歴史がよくわかる本。 「高校野球の延長のような野球をしていると、だんだんプロ野球は衰退すると危惧していた。」(P522引用) プロの4番がバントをして、定石一辺倒の野球。手堅い守り勝つ野球では駄目だと言っている。 そういえばダルが小久保がバントした時に文句を言っていたことを思い出す。勝てばよかろうでは駄目だと。 おまけに球団オーナー、コミッショナーはプロ野球経験がならないと野球界は良くならないと主張。凄い。 2018/08/17

つじー

1
栗山監督が尊敬してることで最近少し話題になった三原脩の生涯を西鉄監督時代を中心に追った骨太評伝。人をまとめてチームを作る優れた手法に今も昔もないことが分かるし、野球に関わる有象無象の人物や、ライオンズを通して見た福岡の地域性が非常に興味深い。僕が野球本を読むときは基本野球とサッカーと比べるんだけど、特に監督本は「これは野球特有のやり方だな」や「こっちはサッカーでも汎用できるな」、「三原さんのこのやり口はモウリーニョじゃん」だったりといろんなことが思いついておもしろい。監督本は野球が充実してるからおすすめ。2023/06/17

渋谷英男

1
上下二段組550ページ。読み応えあり。☆32015/03/29

higassi

1
☆×42011/03/06

伊良林正哉

1
あんな球団は二度とは生まれないでしょう2008/10/03

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