内容説明
きみに仕事を頼みたい、と殺人課の部長刑事が言った。言われた当人は茫然自失。こんな落ちこぼれ探偵に仕事をもってきたのはこれでたった2人めだ。娘夫婦の仲がぎくしゃくしているので、事情を探ってくれという。探ってみると夫婦とも裕気しており、妻の方には尾行がついていることがわかった。お人好しとは知りつつも首をつっこみはじめたわたしを、またも殺人が待ち受ける。控えめなのになぜか好調なシリーズの第三作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たち
34
確かに、私立探偵スタンリー・ヘイスティングズはマヌケなところもありますが、キッチリ仕事はこなすし、義理堅いし、誠実だし、とてもいい人です。気に入りました。このシリーズを最初から読みたいのですが、地元の図書館には無くて、只今、古本屋さんを探索中です。見つかるといいな~。2017/10/11
那由多
7
シリーズ3作目。殺人課の部長刑事が依頼人。
寿々喜節句
4
なんとマコーリフからの依頼で探偵業をすることに。しかも同情により無料で。何度も窮地に立たされても、依頼人と名誉を守るスタンリーは、お人好しでもあり、ハードボイルドでもある。「君は探偵小説の読みすぎだ」は名言。頑張れスタンリー。2017/05/31
ワット
3
このシリーズは初めて。題名どおりのお人好しな探偵が主人公。一人称で書かれた軽快な文章でサクサクとページが進んでいく。途中の「きみは探偵小説の読みすぎだよ」のセリフには笑えた。まあ、面白かったが、ご都合的な部分もあるので、シリーズの他作品は・・・どうかな2020/12/19
ivnin
3
スタンリーも3作目だと大分探偵らしい もっとしょぼしょぼすべき 最後に他人の美人妻に見とれるところがあるけど、あのダサさがスタンリーだなあと思う それがいいのだ2009/09/15