内容説明
花形事件記者が何の因果で美術記事など書くはめになったのか。しかも今度はインテリア雑誌の編集ときた。誌名は、優雅なる住居!これではますますジャナリスト仲間の笑い者だ。だが、新聞記者クィラランのやるせない気分に追い討ちをかける事件が起きた。初めての雑誌で紹介したばかりの家から高価な翡翠がごっそりと盗まれてしまったのだ。警察は見当違いのハウスボーイに疑いをかけるし、こうなったら名誉挽回、なんとしてでも犯人を挙げなくちゃ…。インテリア業界の盗難・殺人事件に挑むクィラランと陰で助けるシャム猫ココの名推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mii22.
54
【猫と読書】シャム猫ココシリーズ2作目。相変わらずココのかわいい仕草や優雅な振る舞いに目が釘付けになる。猫はストレスでウールを食べたりするものなのね。ラストのヤムヤムとのツーショットは微笑ましくて本当に頬が緩む。あっ、事件の真相には、はじめから気がついていたけどそんなことは問題ない。ココに会えただけで満足。これからもクィラランおじさまとココとヤムヤムの2匹のシャム猫に癒されるためにシリーズ追いかけたい。2017/03/22
ゆりあす62
40
★★★☆☆ シリーズ第三作。2016/11/23
読み人知らず
8
ココの綺麗さにヤムヤムが加わる。アジアンテイストな名前が好き?2011/10/02
薫 風
6
大分前に読んだ本の再読 ココというシャム猫と暮らす独身中年男が巻き込まれた事件を解く。ココとのゲームからヒントを得て事件の真相を探りだします。インテリアの知識が豊富なのとココの行動が気に入っています。全体的に優雅な感じも好きです。事件そのものは都合良く展開するのでそこは少し残念です。2019/10/26
ふくみみ
6
今回はまた畑違いなインテリアの世界を取材するクィララン。日本風の茶室に作り変えたギリシャ復興様式の農家ってどんなだ?!ココの活躍が凄すぎる(^^;ヤムヤムがきちんと描かれ出すのは次回からのようですね。2011/09/30