内容説明
リカちゃんコンプレックス―それは、あなたと「リカちゃん」の区別がつかなくなる現象を言う。私たちの日常生活の舞台は、物質的に豊かになるにつれて、女の子の憧れの世界である「リカちゃんハウス」に近づいた。そのときから、私たちは「リカちゃん」の複製品としてしか現実を生きられなくなる。Mくん、離人症、湾岸戦争など錯綜する現代社会の病理を自ら「リカちゃん先生」となって診断する精神科医のデビュー作。
目次
序章 花開くリカちゃんの世界
第1章 バベルの指輪
第2章 ボーイ・ミーツ・ゲーム
第3章 覚醒の手掛かり
第4章 メディアをぼくの手の中に
第5章 「リカちゃんクリニック」へようこそ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
AR読書記録
3
最近はだいぶこう、色のついた“文化人”枠に入れられてる印象のある、しかもペンネームの由来なんか全く意識されもしないでいる存在と思うのだけれど、こうしてその原点を見ることになったのは、うまくいえないけどなんかよかったなと思って。すごくその時代を感じる(古くさいって意味じゃなくて、ある時代の空気を再現・体現する感があるというか)文章で(ブランド名商品名の多用とか)、でも自分がそういう空気のなかにいることに意識的で、そこからその時代を見るのに信用しうる、ひとつの視点、書き手、と思った。いや色々わかってないけど。2015/06/30
村上直樹
0
意外にも若い内に書かれたものは面白い(本当に意外だった)。学問のリテラシが無いのは問題じゃない。ところどころテニヲハが気になるがそこも気にするところじゃない。文科系の教養に目配せしてオシャレな文章を書こうと(自覚的に)頑張ってる感が愛らしくていい。友達の大塚英志やいとうせいこうは薄っぺらい「内面」を晒して恥じ方が足りない感じだが当時の香山リカは自分がバカであることをわかっている。2011/12/11
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