内容説明
モンゴール反乱軍の処遇をめぐって、虜囚となったグインと討伐軍の長であるイシュトヴァーンの確執は、さらに深まってゆく。そしてそれは、暗黒のルードの森に恐るべき事態を招くことになる!?相克の劫火を燃えあがらせて対峙する、二人の覇王の行く末に待つものは?そして26年にわたって書き綴られてきた大いなる物語が指し示すものは?世界最大最高のファンタジイ・サーガ、空前絶後の第100巻、いまここに達成。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる
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感想・レビュー
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starbro
169
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、当初完結予定の100巻(124/180)、漸く辿り着きました。今巻は、グイン&スカール邂逅の巻でした🐆 やはり記念すべき100巻目は通過点に過ぎません。2022/09/17
nonたん
36
グイン・サーガ100「豹頭王の試練」をお届けしました~♪まさに読んでいる者の試練な感じのグイン様ぐだぐだ。魔道士、妖魅、そしてまた魔道士。その後、歌声が…!ふふふ。私のマリウスはやはり豹頭様の何かであったか!行け!行くんだ!グイン!死霊にやられるなぁ~~。そこに…南の鷹って…有り得ないよなぁ。2013/04/11
きらら@SR道東民
31
100巻!とうとう100巻読了です。ここにきて展開はのらりくらりとしていますが、ちらっとでもマリウス貢献出来て嬉しいです(いまだにしつこくマリウスファン)しかもラストにあの人が出てくるとは・・・。あとがきの栗本さんがとても切なく、ネバー・エンディング・ストーリーになってしまった未完のグイン・サーガを読み続けます。2014/06/08
Toshy
27
やっと100巻に到達しました!でも、何も進展がなく、まだまだ続くのですね。。2014/04/02
瀧ながれ
26
ルードの森の死霊だかゾンビーだかは、「荒々しい」「熱い」息づかいをしています。…それはわたしがしってるゾンビーじゃないです。たぶんルードの森の新種の生き物です、二足歩行の(それを「死霊」ないしは「ゾンビー」であると断定はしていないので、グインの判別が誤った、か、ゾンビーの定義が異なってるのか。いや、どうにも気になったので)。待ちに待ちかねた対面を、だいひゃっかーん!のクライマックスに置きたかったのかな、と思いました。次巻で本格的に向き合うので楽しみです。マリウスはやはり、グインにとって特別な存在なんだな。2016/06/04