NHK出版新書<br> 現代哲学の論点―人新世・シンギュラリティ・非人間の倫理

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現代哲学の論点―人新世・シンギュラリティ・非人間の倫理

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886670
  • NDC分類 104
  • Cコード C0210

出版社内容情報

哲学の常識は、今いかに変化しているのか?

「人間」を中心とした近代哲学の前提が今、揺らいでいる。パンデミックやテクノロジーの進化など、社会状況の変化によって、哲学には今どのような「問い」が生まれているのか?ネット時代の民主主義のあり方から、IT化と公私の変化、人新世とエコロジー、シンギュラリティとトランスヒューマニズム、動物・AIなどの「非人間」の倫理まで。哲学の最前線で起きている地殻変動を、8つの具体的な論点として提示し解説する!

《目次》
第一章 ネット時代に民主主義は可能か
第二章 人はなぜルールに従うのか
第三章 「公/私」の境界はいかに変化しているのか
第四章 「ポスト・ヒューマニズム」は何を意味するのか
第五章 動物・AIの権利はなぜ問題になるのか
第六章 哲学はエコロジーをどう捉えるか
第七章 人間を超えた世界の「科学」とは何か
第八章 コロナ時代の「自由」とは何か

内容説明

「人間」を中心とした近代哲学の前提が今、揺らいでいる。パンデミックやテクノロジーの急速な進化など、社会状況の変化によって、哲学には今どのような問いが生まれているのか?ネット時代の民主主義のあり方から、IT化による公/私の感覚の変化、シンギュラリティと人類の進化、AI・動物・クローンなど「非人間」の倫理まで。アクチュアルな問題と哲学が交差する8つの論点を、具体的な議論を通して明らかにする。

目次

第1章 ネット化する世界で「議論」は可能か―公共的理性のゆくえ
第2章 人はなぜルールに従うのか―「ルール」の起源
第3章 プライバシーは消滅するのか―変貌する公/私の境界線
第4章 テクノロジーは「超人」を創るか―ヒューマニズムvs.ポストヒューマニズム
第5章 動物やAIにも権利はあるか―非人間の倫理
第6章 エコロジーはなぜ哲学の問題になるのか―人新世と新しい実在論
第7章 科学はどこまで客観的か―ポスト・ヒューマンな「科学」論
第8章 我々は“自由意志の主体”か―「自己」決定の条件

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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