生活人新書
チャップリン再入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140881415
  • NDC分類 778.233
  • Cコード C0274

内容説明

時代の奔流に抗い、映画を通して愛を貫いたチャップリン。極め付きの身体芸、痛烈な社会批評、そしてユーモアとヒューマニズム…。数々の傑作群は世紀を越え、国境を越えて愛され、かつ問題提起し続けている。放浪紳士チャーリーの足跡を丹念に辿るとともに、近年発見された新事実や膨大なNGフィルムを読み解き、「チャップリンの現在」を考察する。

目次

第1章 1889年―チャップリンの帝国
第2章 1918年―チャップリンの失敗
第3章 1928年―チャップリンの性
インターヴァル 1932年―チャップリンの日本
第4章 1940年―チャップリンの戦争
第5章 1952年―チャップリンのユーモア

著者等紹介

大野裕之[オオノヒロユキ]
脚本家・大阪市立大学講師。1974年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程修了。専攻は映画・演劇学。チャップリン映画祭「Love Chaplin!」や日本版DVD、英米のチャップリン関連映画を監修するなど、チャップリン研究家として国際的に活動。英国チャップリン学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saladin

3
『チャップリン自伝』を読む前に読んだ方がよかったか。主要作品を採り上げつつ、”チャップリンの戦争”などテーマ立てた上で、時代順に書かれており、分かりやすい。”再入門”と言うにふさわしい著作。それにしても『街の灯』が歌舞伎(『蝙蝠の安さん』)になってたなんて知らなかったなぁ。2020/08/13

がんちゃん

1
チャップリン。あまりにも有名なこの映画人について、俺は知ってるようでなんにも知らないということに気づいて本書を読んでみました。あんな作品、こんな作品があったな、とか、この作品は観たことあるけど、これは観たことないぞ、とか思いつつ、各作品について分かりやすく解説していただいたおかげで、チャップリンの作品に貫かれているユーモアとペーソスのことや価値の転倒、批判を恐れない彼自身の変化などが分かり、改めてチャップリンの偉大さを思いました。あとは実際にチャップリンの映画を観るだけです。2016/10/01

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