内容説明
コンピューターの心臓部をたった一つのシリコンチップ上に集積したマイクロプロセッサー。日本の電卓メーカーの要求から生まれ、日米の技術者が力を合わせて開発したチップは、やがてパーソナルコンピューターへと開花する。パソコン時代の夜明けを切り拓いた技術者たちの、開発への情熱と苦闘の全貌。
目次
第1章 知能をもった道具の登場
第2章 半導体メーカーの興亡
第3章 マイクロプロセッサーの誕生
第4章 資本主義から“技本主義”へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koji
14
愈々インテル登場。何度読んでも本巻のマイクロプロセッサの開発物語は胸が踊ります。ビジコン社がインテルとLSI設計製造契約を結び、そのLSIチップを電卓に搭載しますが、その時の開発のインテル側がテッドオフとフェデリコファジン、ビジコン側が嶋正利。ファジンさんの大言壮語も嶋さんの情熱もホフさんの落ち着いた語り口も臨場感があります。しかし電子立国の坂道を駆け上がった「ハードウェアの日本」もソフトウェア帝国アメリカに抜かれ、そしてハードウェアも台湾・韓国に遅れをとります。やがてくる転落を思うと胸が締め付けられます2021/10/20
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