土を育てる―自然をよみがえらせる土壌革命

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土を育てる―自然をよみがえらせる土壌革命

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  • サイズ 46判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140819005
  • NDC分類 613.5
  • Cコード C0098

出版社内容情報

人と自然の関係が変わる!
生態系を回復させ、温暖化まで止める
「奇跡のカーボン・ファーミング」とは?

有効な温暖化対策「カーボン・ファーミング」としていま脚光を浴びるリジェネラティブ(環境再生型)農業。その第一人者による初のノンフィクション。
4年続いた凶作の苦難を乗り越え、著者が自然から学んだ「土の健康の5原則」。そこには、生態系の回復や カーボン・ファーミングのエッセンスが凝縮されている。地中の生態系のはたらきを阻害さえしなければ、あらゆる土が真に「生きた土」に変わる。さらに、やせた土地の回復は、農業の衰退、食料危機、環境破壊、気候変動問題などの対策にもつながるのだ。
21世紀のさまざまな課題解決の糸口となり、自然への見方が変わる、野心的な〈土壌のバイブル〉!

各氏絶賛!
米アマゾンで1000を超える5つ星レビューを獲得!

「土は生命現象の産物、そして生命のゆりかご。土から始まる環境革命の実践書」福岡伸一(生物学者)

「人が土を育て、土が人間を育てる。土をケアする営みは、こんなにも奥深く切実で面白い」森田真生(独立研究者)

内容説明

有効な温暖化対策「カーボン・ファーミング」としていま脚光を浴びる環境再生型農業。その第一人者が、4年連続の凶作を乗り越えた末に自然から学んだ「土の健康の5原則」には生態系の回復やカーボン・ファーミングのエッセンスが凝縮されている。地中の生態系のはたらきを阻害さえしなければ、農園から家庭菜園、ガーデニングまで、あらゆる土が真に生きた土に変わる。さらに、やせた土地の回復は、農業の衰退、食料危機、環境破壊、気候変動問題などの対策にもつながるのだ。21世紀のさまざまな課題解決の糸口となり自然への見方が変わる、野心的な“土壌のバイブル”!

目次

第1部 道のはじまり(絶望からの出発;自然がよみがえる;リジェネラティブの気づき;牛が牛でいられるように;次世代に引き継ぐ;ブランドをつくり出す)
第2部 理想の「土」を育てる(土の健康の5原則;カバークロップの偉大な力;土さえあればうまくいく;収量よりも収益を)

著者等紹介

ブラウン,ゲイブ[ブラウン,ゲイブ] [Brown,Gabe]
気候変動対策「カーボン・ファーミング」として、いま世界で注目を集めるリジェネラティブ農業(環境再生型農業)の第一人者。アメリカ、ノースダコタ州で2,000ヘクタールの農場・牧場を営む。妻と息子の家族3人でたび重なる危機を乗り越えて、化学肥料・農薬を使わない不耕起の栽培によって、自然の生態系を回復させる新たな農業を確立した。彼の農場には国内外から毎年数千人の見学者が訪れるほか、講演やメディア出演も多数行い、世界中にそのメソッドを伝えている。アメリカ不耕起栽培者賞、天然資源保護協議会から成長グリーン賞を受賞

服部雄一郎[ハットリユウイチロウ]
翻訳家。UCバークレー公共政策大学院修了。「ゼロウェイスト」や「プラスチック・フリー」の実践的な取り組みがメディアで紹介され注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

54
数日前にNHKスペシャルで、1950年以降の世界各地の地層には化学肥料の蓄積の痕跡が残されているという衝撃的な事実を知り、弾かれたように読みさしたままの本書を手に取る。人類は農耕を始めて以来大地を耕し、現代に至ると、効率を求めて人造肥料や殺虫剤を大量に使用し、単一作物の大量収穫を目指すことになる。深耕すること、化学肥料や殺虫剤は、地中の微生物の生態系を破壊し、土壌流失、作物の栄養不全、収穫の逓減をもたらしている。本書は、そんな現代の農業が抱える大きな課題に対して、リジェネラティブ(環境再生型)農業を訴え、2023/06/13

yyrn

28
常識を疑い、自分を信じて挑戦する取り組みはどんな分野でも刺激的で面白い。ただAIなどの最先端技術の話しだと、ふ~んとしか反応できないが、本書が提案する「不耕起」栽培は一坪家庭菜園の経験からも納得感があり、大いに共感できたw。▼農業で一番大切な土づくりのために収穫後の農地を裸地のままにしておくのはもったいない。収穫後には複数種のカバークロップで埋め尽して光合成を促し根に栄養を行き渡らせれば土壌の微生物も増え、炭素が固定され、保水力も高まり、化学肥料不用の生産性の高い農地に変えられる!と教え励ましてくれる本⇒2023/12/24

Yutaka Matsuzawa

19
タイトルに惹かれて読んでみた。植物ではなく土を育てるとは面白い。工業型の農業から自然に近い農業へ紆余曲折を経て著者の農場がどのように変化していったかの農業論。鍵は炭素を土中にいかに送り込むか。そのために1、土をかき乱さない。2、植物で土を覆う。3、生き物の多様性を高める。4、土中に生きた根を保つ。5、畑に動物を取り込む。の5原則。私が家庭菜園をやるとしたら実践してみたい。生き物の気配のない化学肥料、除草剤、農薬、殺菌剤に頼った農業ではなく、生態系にあった野菜づくり。土は生きているし私も土を育ててみたい。〇2022/09/25

Sakie

18
胸がいっぱいだ。福岡正信翁とは思考の根っこが違う。なのに合理的な西洋式で辿り着いた結論が相似してくることに驚嘆する。『自然は耕さない』。人間は土から多くを得るために、自然の法則に反して土を殺すようなことばかりしている。リジェネラティブ農業は土の復権への賛歌である。植物の根は地中から養分や水分を吸い上げるだけでなく、土を耕し、かつ有機化合物を分泌する。土だけ、植物だけを見るのでは片手落ちで、その複雑な相互作用こそが大事。さらにカバークロップも、性質の異なる種を多種ブレンドすることによってより全きものになる。2023/05/13

むつこ

18
世界の農家さんもたいへんなんだなぁと思った。よく諦めずに続けたな。2022/07/31

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